WILDARMSTV~Twilight Venom~

STAFF’S INN


アニメーションスタッフ座談会 その弐
「と、いうわけであっという間の一週間でした。」
「おいおい、いつからの一週間なんですかっ びしっ(つっこみ)」
「まあ、ほら打ち上げからいろいろあってそれどころではなかったから。」
「月日が経つのは早いということですね。」
「えー前振りはこれ位でとっとと本文にいきましょう。関口はビデオって見てるの?」
「見てないですよ、だってもらってるのってDVDですし。プレステ2もまだ持っていないし」
「一話の感想とか聞きたくてね。こんだけ時間経てば少しは冷静に見られるでしょう。」
「一話は絵が濃ゆいっす。でもこれは一話のラッシュチェックしているときから気になっていたんですけど」
「慣れていないキャラでつい描き込んでしまったと」
「そうですねその反動というか6話でいきなりキャラが淡白になっているというか・・・」
「あの話数はキャラが多かったしね。でもあの話数で最終回のコンビというのは決定したのよ」
「したんですか?! なんで?どうして!?」
「いえ、そんなこと考えてはいなかったけど。振りかえってみると運命がそうさせたというのか」
「なんだそれ。」
「すべてはファルーナバイブルの記述に基づいたものなのさ」
「はあ。ロクなこと載ってませんね、それって」

「でもこの作品が初コンテの奴に最終回をまかせるオレの度量ってかっこいいでしょ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・かっこいい、かっこいい」
「ほんとは21話の内容が情報過多なんできちんと把握できるのがオレしかいなかったからなんだけどさ。で、堀川さんが最終回橘君にしますからってでも橘って20話コンテも書いていてオレが21だろ、また橘22書いたらこれがもしオセロだったらオレひっくり返っちゃうんだよ?判るっ一応監督なのよこれでも・・・」
「当時、私は何故監督が最終話をやらないのか理由を知らなかったから、橘君をなんて鬼畜な使い方するんだこの監督とプロデューサーは!!な~んて思っていたんですよ、そういう事情があったんですね」
「鬼は堀川さんだけ。オレはほらビィートレインの天使だから」
「はぁ・・・・・どの口がそう言う・・・もごもごそうだったんですか。天使・・・・。」
「ほら、最終回でシャイアンの最後に出て来る天使、あれがオレっ」
「シルエットがちが・・・うっ・・・・!もごもご(あっちはすりむだ)」
「あーだんだん変な方向に話が進んでしまったなあ、とりあえず6話の感想というのはキャラが多かっただけ?」
「う・・・・・・っ。あ、でも、あの警官コンビがお気に入りでした。アランは、一応キャラ発注で、「美青年」となっていたのに、コンテ見たらえらいギャグメーカーっぷりで壊すの楽しかったです。」

「なるほど。12話はどうだったの?初ライラっていうのは描きにくかったとか・・・」
「絵的にはまあまあ・・・描きやすいといっちゃ描きやすかったんですけど12話全体的には、シャイアンが頼もしくって、ホレさすなよ!もう。ってかんじでした。あ、キールも運命の(?)再会を果たしてかっこよかった!!(??)」
「そりゃあ関口の興味はオヤジっていうかキールだけでしょうに」
「いや――――・・・・ちゃんとシャイアンやロレッタ、ミラベルにネズミ(ちがう)達も好きですようただ、キールはラブ?」
「そういえば森田さんから年賀状もらったって大喜びしてたもんねで、問題の最終回は・・・」
「最終話の感想は、ですね、メインキャラいっぱい描けてよかったー!ですあと、アーヴィングさん壊し・・・楽しかったです。それから、昔のシャイアンとか」

「関口ってキアヌというか元シャイアンって描く機会無かったんだよな」
「そうなんですよ!それからフィルムを見て、の感想としては、主人公はシャイアンだったな、と実感できたということでしょうかあ、そうだ、ラストのビスタサイズのカットを、思いがけない原画さんがやってくださった・・・・ふがふが。天使は何でもできるんですねぇ」
「えーごほんごほん・・・そういえばそこのシーンで原画マンが描いてきたシャイアンのコスチュームが気に入らないって修正しただろ?」
「だってー「あれ」はないとおもう・・・」
「色指定の津守と一緒になって原画マンの悪口言ってたらしいじゃない」
「津守さんも言ってましたよ、「あれ」はセンス無さ過ぎだって」
「ハイハイ判りましたよ、原画マンに言っておきますよじゃあシメとして作品全体を通しての感想を聞かせてください」
「何だか当時は仕事的にも精神的にもとにかくがむしゃらに走っていた気がします。怒ったり、腹たてたり、泣いたり倒れたりetc・・・(一部誇張表現)今となってはいい思い出です。何より、いい勉強になりましたいい仕事させていただいて、他スタッフの皆様にも感謝感謝」
「オレにも感謝しろよ、少しは」
「・・・・・・・ほんの少しでいいんですか?じゃあ少し感謝。でも、欲を言うともっとメインキャラ達で・・・いやいや、メインキャラ達と旅したかったです。でも、ちょっと物足りないくらいで、この方がよいのかな?」

「はい、どうもお疲れさまでした。オレの方からはこれを読んでる皆さんにお願いしたい事がひとつ・・・・ぜひ周りの人たちにこの作品を薦めてくださいと、切に願うワケでして。えー今からでも遅くないですから、友人、恋人、その他何方でも構いません。一人でも多くの人に見てもらいたいなあと。やはりこの作品って見ている人の絶対数が少ないと思うんだよね。確かに好き嫌いの出る作品ではあるかもしれないけど、とりあえず一度ご賞味いただいて、キライになるのはそこからでもいいですから・・・」
「珍しいですね、カントクのそういうコメントって」
「だろっ他のと違ってワイルドには「愛」があるから」
「「愛」ねえー?」
「そうそうワイルドのテーマは「愛」なんです」
「ほおーっ??」

「もう一つおまけとして某四チャンネルキー局の不思議な話とか感動話とかの短いアニメ作品を、一時間で三本放映する番組なんですけど、その中の一話をこのカントク、サッカンのコンビで作りましたんでヒマな方は見て下さいな」
「WATVのスタッフが○トーリー○ンドに殴り込みですねっ」
「そうそう、本当に殴り込みそうになった、コラコラっ。今のところタイトルは「手錠の謎」だけど、正式タイトルは未定ですと、いうことで以上っ言いたい事は全て言った・・・はずまたいつか会える日をお楽しみにっ」
「さらばですー」
「チャオ」


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