1951年8月8日水曜日 / 獅子座 / うさぎ年

映画監督 / 小説家

言わずと知れた押井守である。「うる星やつら」「機動警察パトレイバー」「攻殻機動隊」等、斬新な演出を駆使した映像で、常に世界の注目を浴び、「タイタニック」のジェームス・キャメロン監督、「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟、「踊る大走査線」の本広克之監督・・・、国内外を問えぬ、数多くの映像作家に影響を与えているあのOSHIIである。この男が数年前にやったことを、今、ただものでない監督たちがこぞって、自分の作品に組み込もうと喘いでいる。誰よりも早くとんでもないことをしでかす監督、それが押井守である。

○フルデジタルムービー「ＢＬＯＯＤ」

（押井守・企画協力 / 寺田克也・キャラクターデザイン / 北久保弘之・監督）

○フルセルアニメ「人狼　ＪＩＮ－ＲＯＨ」

（押井守・脚本 / 沖浦啓之・監督）近日公開

○実写映画「アヴァロン」

（押井守・監督）制作中

○「押井守のアニメにはもう飽きた！」

（インフォバーン「サイゾー」）連載中

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何もない塵から星が誕生するように、何もない星から生命が誕生するように、押井氏のまるで神の如き創造主の頭脳が、映画「ＢＬＯＯＤ」の「骨」を創り上げた。永遠に消滅することのない、不滅の生命の骨格。揺るぎない「骨」。
｢骨｣は強烈な思いで、「肉」を求める―――そして。
ざわめく筋肉、艶やかで妖しい唇、光すら逃れられない深き瞳。寺田克也の描く濃密な「肉」が、押井守の揺るぎなき「骨」に吸着し始める。互いに反発しあいながら、互いを求め合いながら。やがて、融合した「骨」と「肉」は、たった一つの方向へと動き始める。
生命を欲して―――そして。