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この人に直撃!>>>色彩設計:新垣純子 |
![]() 鮮やかなキョロちゃんワールドを彩る、数々のキャラクターたち。背景とキャラクターのバランス、キャラクター同士のバランス。数ある色の中から微妙な色彩を決めていくのが、色指定の仕事です。赤と言ってもその種類は限りなくあります。暗すぎず、明るすぎず、頭に中の色の三原色を駆使してそのキャラクターに一番合った色を見つけていくのでしょうか?(もちろん、背景、メカ、小物とのバランスも重要!)色に携わる魅力を語っていただきました。 ◇色指定の仕事の大変なところと魅力的なところを教えて下さい。 今の仕事好きだからね。あまり大変だー、と思ったことはないな。魅力的なところはう~ん、う~ん、う~ん、何だろう。ようわからん。好きでいられるところかな。 ◇色指定の仕事がしたい!!新垣さんはどのようにして今のお仕事に就かれたのですか? 今からン十年前、私が高校の頃アニメ好きの友人が言ったもんだ 友人「わたしアニメーターになりたいの」 私「ふ~ん、そうなんだ」 友人「でね、某デザイナー学院を志望してるんだ」 私「へー、そうなんだ」 友人「一人じゃ寂しいから一緒に行こうよ」 私「う~ん、いいよ」 てな訳で私と友人は共に某学院に行くはずだったのだが、彼女が土壇場で両親に反対され、夢を諦めてしまったのさ。そして楽しい楽しい学院生活も1年半たち、卒業のためのグループ制作に興じていた時、友人が私にこう言った。 友人「就職が決まったんだ」 私「まーあ、よかったね」 友人「でも、あまり乗り気じゃないんだ」 私「おや。それはまた、なぜ?」 友人「私がやりたいのは作画なのさ。でも、就職先は彩色なんだ」 私「なるほど。でも、いいきっかけかもよ」 友人「でも、一人じゃ不安。一緒に行こうよ」 私「えー、それは私が決めることじゃないでしょう」 友人「でも、もうひとり欲しいって言ってたよ。紹介してって言ってたよ」 てな訳で半年後、仲良く色彩ねーちゃんになったのさ。そしてン十年が経ち、最初の友人は結婚をし、お幸せに暮らしている。もう一人の友人は看護婦の助手としてバリバリ稼いでいる。そして私は今も、色彩のねーちゃんなのさ。こうして私は、今の仕事に就きましたのさ。 ◇「キョロちゃん」ファンの方へ一言 ♪とーしーのはーじめーとてーを2ヶ月過ぎたころ(1999年)、某プロデューサーが「キョロちゃんやらない?」「エッ?チョコボールのキョロちゃん」「そうそう、キャラ少ないし、影なしだよ」と言われ、ついおいしーと思ってしまった。そして、数ヶ月後、私のパソコンのキャラクターの色見本データは200点を越えている。うそつき~~~!!でも、キョロちゃん達エンゼルワールドの人々が話数を重ねるごとにかわいらしくなってしまい、どーでもよくなってしまった。200点が300点になろうともがんばっていこーと思いのであった。ぜひ、見てね? |
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