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レポート
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この人に直撃!>>>監督:本郷みつる
「キョロちゃん」では、絵コンテ、演出も手掛ける監督の本郷みつるさんに直撃!!監督の仕事、演出の仕事について聞いてみました。
◇監督の仕事の大変なところと魅力的なところを教えて下さい。
 大変なところは、ひとつの作品が何もない状態から、テレビで放送するまでずっと付き合っていかなければいけない所でしょうか。作品に関わる人数は百人以上になるので意思統一をはかるのが、簡単にはできません。そうして苦労して作っても『つまらない』と言われて終わり…なんて事もあります。
 魅力的なところはスタッフ全体が一丸となって上手くいった時は、一人では作れない面白いアニメができ、それを見たお母さんや子供達から感想の葉書が来て、『毎週、親子で楽しみにしています』なんて書いてあると、「この仕事やってて良かった!」と思います。
◇シナリオをもとに絵コンテをおこす時に苦労する点は?
 アニメーションの場合、面白いかどうか決まるポイントは絵コンテだと思います。シナリオはお話の流れを作り、絵コンテは時間の流れと空間を表現していますので、色々な問題をあらかじめ良く考えておかないと後で大変な事になってしまいます。
 演出としては、全てが自分の自由になる部分なので非常に楽しく面白く、しかし反面、遅々として進まないときはのたうちまわって苦しんだりする仕事でもあります。
◇アニメーションの監督 の仕事がしたい!!本郷さんはどのようにして今のお仕事に就かれたのですか?
 仕事としてアニメーションに関わったのは雑誌の求人広告に応募して作画の会社に入り、動画の仕事を始めてからで、その後、TVでは『チンプイ』『クレヨンしんちゃん』『星方武侠アウトロースター』『女神候補生』『キョロちゃん』で監督をやりました。監督と言うより演出の仕事に興味があり、それを続ける内に監督になったということでしょうか?子供の頃、ミッケン君みたいに本が大好きでたくさん読んだのですが、それが今になってみると、実に良い『演出の勉強』になったように思います。
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