MIRAGE OF BLAZE ENCYCLOPEDIA
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words @ STORY#5
霊査 れいさ
いわゆる霊感を用いて、《気》を判別したり残留思念を呼んだりする行為。
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二斗五升 にとごしょう
江戸時代の米穀の単位。
斗は、尺貫法の容積の単位、升は、尺貫法の体積の単位。
時代によって量が異なるが、一斗は、約18.039リットル。
一升は、約1.8リットル。
二斗五升は、75.078リットルとなる。
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地縛霊 じばくれい
ENCYCLOPEDIA#2を参照のこと。
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加助一揆 かすけいっき
 →ex: 義民塚
 →ex: TOURS「義民塚」「貞享義民記念館」
1686年(貞享3)に松本藩で起きた、代表越訴型の百姓一揆。

約300年前、元来、松本藩では、隣藩の高遠・諏訪藩より二割多い、籾一俵 三斗挽きの年貢を納めていた。
1686年(貞享3)、藩財政が窮迫していた松本藩では、更に重い年貢の取り立てを行い、凶作にもかかわらず三斗五升挽きに年貢増徴をはかろうとした。これは他藩では収穫の半分を納めるところを、松本藩では七割を納めることとなる。
 藩主水野忠直のこのような圧政に苦しむ農民救済のため、1686年(貞享3)10月14日、中萱村(現在の三郷村中萱)の庄屋・多田加助は、五ケ条の訴状をしたため、安曇・筑摩両群の村役人同志と年貢の減免を藩に愁訴。藩は、手続きに違法性があるとして取りあわずにいたが、一万人にのぼる農民藩が加勢し松本城を取り囲んだため、やむなく訴状を受け取った。

しかし、その後、二斗五升挽きへの年貢減免を藩が破棄、この一揆の首謀者28名は捕らえられ、同年11月22日処刑された。多田加助は中心人物として本人はもとより、12歳、10歳の二人の男子と加助の弟も獄門、処刑された。磔のとき、加助が憤怒の形相で睨みすえたため、松本城は傾いたという。

300年を経た現在、中学校建設の際に発掘された遺骨には子供のものも含まれており、悲しい史実を物語った。
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義民塚 ぎみんづか
 →ex: 加助一揆
 →ex: TOURS「義民塚」「貞享義民記念館」
第五話において、綾子が霊査を行ったところ。
加助一揆にて捕らえられ処刑された、多田加助をはじめとする28人の遺骨を埋葬し、弔った場所である。
彼等は、昔の斬首場であるこの場所に祀られ今日に至る。
現在、松本、大北地方の有志でつくる貞享義民顕彰会と同奉賛会が、加助らが処刑された11月22日に合わせてこの場所で毎年慰霊祭を執り行っており、「貞享義民慰霊例大祭」として、両会役員や義民の子孫らが神事に参列する。
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残留霊気 ざんりゅうれいき
その土地に残った人間の霊気。
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霊導法 れいどうほう
 →ex: 暗示霊導
霊魂誘導のこと。霊魂を地縛などから解放し、誘い出すこと。
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邪気・護気 じゃけ・ごけ
怨霊が発する怨恨等の悪意を含んだ負性の霊気を《邪気》、対して守護を意思とする善意を含む霊気は《護気》。これを判別することで霊の種別・性質がわかる。
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暗示霊導 あんじれいどう
 →ex: 霊導法
霊導法の一つ。霊に催眠術をかけた上で霊魂誘導を行う。
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《鵺》 ぬえ
《闇戦国》では関わる怨霊をひとからげにして《鵺》と呼んでいる。織田方では蘭丸の下に「鵺衆」なる強力な怨霊組織が存在し、「黄鵺」「赤鵺」「青鵺」「黒鵺」という四天王が仕切っている。
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