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神奈川県足柄下郡箱根町/小田原市

■神奈川県足柄下郡箱根町
 神奈川県南西部、富士箱根伊豆国立公園のまん中に位置する「天下の険」箱根は、東京から約80キロメートルの距離にあり、芦ノ湖をはじめとする美しい景観や、豊富な温泉に恵まれた観光地です。4000年前の大涌谷の噴火により、今の外輪山の形ができました。古代は山岳信仰の聖地として、江戸時代には東海道の関所として、常に人々の集まる場所であり続ける箱根。現在では国内海外から2000万人の観光客が訪れています。

データ:(2002.1月現在)
登録人口 15,445人(男7,321人 女8,124人)
世帯数 7,287世帯
総面積 92.82平方km
消費者物価指数 2000年2月 97.8
<気候>
相模湾に近く、温暖で雨量の多い太平洋側気候に属しながら、高度が高い為、年間を通し冷涼で過ごしやすい。冬期は積雪も。
年平均気温 約10.9℃(東京 約16℃)
8月平均気温 21.8℃
1月平均気温 0.6℃
年間降水量 約2606mm(日本平均約1750mm)
<姉妹都市>
姉妹都市 カナダ ジャスパー市 ニュージーランド タウポ市

地名の由来:
箱のような形の山の峰の意、根は峰の意。

◎車で
東京から 東名自動車道厚木I.C.~小田原厚木道路風祭I.C.経由で国道1号 約2時間30分
大阪から 名神高速道、東名自動車道厚木I.C.~小田原厚木道路風祭I.C.経由で国道1号  約8時間30分
名古屋から 東名自動車道厚木I.C.~小田原厚木道路風祭I.C.経由で国道1号 約5時間30分

◎電車で
東京から JR東海道線(新幹線も可。小田急電鉄も可)、箱根登山鉄道利用で 約1時間
大阪から 新幹線と箱根登山鉄道利用で約3時間30分
名古屋から 新幹線と箱根登山鉄道利用で 約2時間30分

◎飛行機で(羽田空港着)
大阪から 1時間15分
名古屋から 1時間(成田空港着)
北海道から 1時間30分
福岡から 1時間45分


歴史的スポット
箱根関所跡 杉並木  旧街道石畳 元箱根石仏・石塔群 早雲寺 箱根神社 など

みどころ
大涌谷自然科学館 箱根関所資料館 箱根旧街道資料館 郷土資料館 箱根湿生花園 など

自然・温泉
箱根十七湯 大涌谷 仙石原 芦ノ湖 駒ヶ岳 金時山 など

イベント・伝統行事
箱根駅伝 湖水まつり 御神幸祭 湖尻龍神祭 箱根大文字焼 箱根大名行列 など

特産品
・寄木細工
箱根寄木細工の技術・技法は、江戸時代末期に箱根町畑宿に住む石川仁兵衛により創作されました。ロシアのマトリョーシカのルーツでもあります。

・蕎麦
水の美味しいところにはかならず旨い蕎麦がある。箱根も然り。

・虹鱒の燻製
酒のつまみにぜひ。

・大涌谷の黒卵
黒いカラは硫化水素と鉄分が結合してできたもの。ひとつ食べたら7年長生きするとか。

BACKGROUND OF MIRAGE OF BLAZE
~「炎の蜃気楼」に登場する風景~

 

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芦ノ湖から箱根神社を望む
芦ノ湖 神奈川県足柄下郡箱根町

神奈川県南西部、箱根町にある湖。約40万年前に箱根火山のカルデラ内に生じた火口原湖で、周囲20キロ、面積6.8平方キロ、最大深度40.6メートル、水面の標高725メートル。水は薄藍色。以前は高かった透明度は、近年の観光開発の結果、特に元箱根付近では低くなってきている。
春の新緑、夏の船遊びと湖水祭、秋の紅葉、冬の済んだ空気と湖面に映る富士山など、四季折々みどころがある。魚類は、ワカサギ、ニジマス、ブラウントラウト、ブラックバスなど。北岸付近の湖中には「逆さ杉」と呼ばれる30mもの大木が今も立っており、神秘的。南岸の杉並木街道から眺める「逆さ富士」は、箱根の絶景の一つ。
安藤広重「東海道五拾三次」の中にも、箱根「湖水図」として描かれている。
 →箱根芦ノ湖QuickTimeVR
 


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上:箱根神社
下:芦ノ湖の中に立つ平和鳥居
箱根神社
 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1

祭神は、瓊瓊杵尊、彦火火出見尊、木花咲耶姫命の三神。

孝昭天皇の世、聖占上人が芦ノ湖を取り巻く内輪山の主峰、神山(1438M)を神体山として祀って以来、関東における山岳信仰の一大霊場となった。
奈良朝初期にあたる天平宝字元年(757)、万巻上人がここを訪れ、瓊瓊杵尊・彦火多々見尊・木花咲耶姫命の三神を箱根山より現社地に奉斎、箱根権現として祀ったのが神社としての創始。以来、関東総鎮守箱根大権現として尊崇されている。後北条氏(小田原北条氏)は特にここを重んじ、永正十六年(1519)、北条早雲が四千四百六十五貫余の社領を寄せた。その後、早雲の次子長綱が剃髪して入山し、幻庵と号して別当に昇進。しかし、天正十八年(1590)豊臣秀吉の小田原征伐の際、兵火に罹って全山が焼亡。後、江戸時代に東海道の関所が設けられたため、道中安全を願う庶民信仰の聖地として発展した。
毎年7/30に執り行われる湖水祭は、箱根権現御手洗の池である芦ノ湖の主・九頭竜明神に特殊神饌(3升3合3勺の赤飯)を献供する祭りである。例祭は8/1。
第十二話で、高耶、直江、綾子が護界法を執り行った場所である。

箱根神社元宮(奥宮)
駒ケ岳山頂に鎮座する。
この駒ケ岳には神々が白馬に乗って降臨したという伝承があり、日本神道の最も原初的な祭祀を続ける神社とも。巨石群が存在し、中でも箱根の7名石の一つ「馬降石」には馬神信仰と祈雨信仰が伝えられ、古代祭祀の遺構として知られる。
 


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上:芦ノ湖から階段を上ると右手に
下:矢立ての杉近影
矢立ての杉
 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1

箱根神社の境内に立つ御神木。
「平和鳥居」から、湖を背に杉並木の階段を上ると右手に現れる。樹齢は箱根一を誇ると言われ箱根神社の見どころの一つ。木肌を覆う苔と真直ぐに天へと向かうその樹勢が、神木としての確かな気を感じさせ、今も静かに佇んでいる。
第十一話、高耶はこの木に木縛されることになっていた。
 →MIRAGE OF BLAZE ENCYCLOPEDIA
  「矢立ての杉」

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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<龍の口からいただきます
箱根神社の龍神水
 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1

箱根神社本殿の右側に、平成庚辰の年に湖水祭に因んで建立された九頭龍神社*新宮。同神社境内に「龍神水」がある。箱根権現御手洗の池とされる芦ノ湖の水源より涌く、龍神・甘露の水で、掌にうけて口を漱げば一切の不浄を洗い浄め、家の神棚に備えれば家内清浄、縁起の養生となると言われる。容器は授与場にあり、持ち帰ることも可。
 
 

*九頭龍神社
芦ノ湖の湖心近くに鎮座している本宮は、九頭龍大神を祭神とする神社で、7/31の湖水祭**で名高い。

**湖水祭
奈良時代757年、萬巻上人が湖に棲む「九頭の毒龍」を調伏し、湖の主、龍神として鎮斎されたのが起り。以来、連綿として龍神湖水の祭りが継承され、執行されてきた。8/1の箱根神社例大祭の宵宮祭でもある。
祭典においては、まず、神前に御供と神酒を献じて祝詞を奏し、神楽を舞い、祈願を込めた後、御供を唐櫃に納めて、捧持し、行列を整えて、湖畔へと運ぶ。そこで小舟に乗り換え、御供船、楽船、お伴船の順で進発する。湖上の大鳥居から先は、宮司が只一人、御供船で湖心に漕ぎ出してゆき、そこで神事を行う。一社伝来の特殊神事である。
御供は、三升山合三勺の赤飯であるが、これは精進潔斎した神職が忌籠りして奉仕し、お炊上げして、新調のお櫃に納めて神前に供するもので、一切余人の手をかりず、不浄があってはならぬとされる。
 



■小田原城 神奈川県小田原市城内6-1
小田原城
小田原城
3層4階の天守櫓に、多門櫓(やぐら)・続き櫓を付した複合式天守閣を持つ城。
室町時代に大森氏が築いた山城が前身。明応四年(1495)北条早雲が入城、本格的な築城が開始。その後、小田原北条氏五代96年間の間、関八州支配の拠点として整備拡張が続けられた。天正18年(1590)豊臣秀吉の侵攻に備え大外郭が完成。しかし、上杉謙信、武田信玄等の来攻にも耐えた堅固な城も、全国統一を目指す豊臣氏によって落城し、北条家は滅亡する。その後、徳川家康の家臣大久保忠世が入城。初期天守閣が建設されるが、城の規模は縮小された。ついで阿部氏、稲葉氏をへて再び大久保氏が入る。寛永10年(1633)の大地震で大破。再建後、今度は元禄の大地震で天守閣や櫓などが倒壊。明治三年(1870)小田原城廃城。売却解体された後、大正十二年(1923)三度目の大地震により、残された石垣が崩壊。

近年、昭和初期に平櫓が復元されて後、昭和30年代に天守閣や常磐木門、平成九年に銅門が復元されるなど、江戸時代の小田原城の姿がよみがえりつつある。現在、外観は江戸末期の姿で、内部は資料館として、小田原の歴史や城に関するものが展示されている。天守閣四層(4階)の展望台からは小田原の町並を始め、丹沢、箱根連山、相模湾が一望、空気の澄んだ季節は、伊豆半島や大島、房総半島まで見渡せる。
城址公園二の丸跡にある「小田原城歴史見聞館」の北条五代ゾーンは必見。

◎電車で
小田原駅東口から徒歩10分
◎車で
東京から
東名高速厚木IC-小田原厚木道路-小田原IC
関西方面から
東名高速大井松田ICを降り国道255号を南下

駐車場(有料) 普通車450台


■御幸の浜 小田原市浜町、本町、南町
御幸の浜
御幸の浜


弓なりに弧を描く砂浜海岸。小田原の海水浴場。
小田原海岸袖が浜などと呼ばれていた浜が、明治6年 (1873年) 8月4日、天皇、皇后の行幸 (ぎょうこう=みゆき) により、正式に御幸の浜となった。
小田原の風物詩、御幸の浜海上花火大会は11月3日に行われる。

◎電車で
小田原駅東口から徒歩10分
◎車で
付近に駐車場がないので徒歩での散策をお勧めします。


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