【歴史】
新宿区内の武家屋敷跡から幕末の「蚊遣り豚」が出土した。形は現在のものとさほど変わらないが、長さ35cm、直径23cmとかなり大きい。蚊取り線香が発明されたのが明治20年代、それまでは杉の葉やおが屑などをいぶして蚊を追い払っていたので大きなものが必要だったらしい。(以上、読売新聞より抜粋。)
さて、明治時代に現在の形の蚊取り線香を、世界最初に誕生させたのは、あの「KINCHO」(社名:大日本除虫菊株式会社)です。KINCHOの創業者である上山氏が、恩師・福沢諭吉の紹介でH・E・アモア氏と出会い、当時日本になかった除虫菊の種子を手に入れたことから、蚊取り線香の歴史がスタートしました。そして、乾燥させた除虫菊の粉末から、明治23年に登場したのが棒状の蚊取り線香です。その後、商品化の試行錯誤と改良を重ね、明治35年に、長時間の使用が可能な、現在の形の渦巻き型蚊取り線香が誕生しました。
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