お店の入り口に貼ってあるポスター

芦奈野さんと行く、十条月琴紀行。
 原作でたびたび登場する「月琴」が、巷で密かにブームを起こしている、という噂を耳にした我々スタッフは、4月某日、東京都十条にある「中国屋楽器店」に突撃取材を敢行! このお店では数年前からなぜか月琴の売り上げが急増しており、しかも、そのほとんどが"「ヨコハマ買い出し紀行」を読んで、月琴に興味を持ったから"という理由で購入しているお客さんらしい…。これは本当なのか? このせちがらい世の中にそんな心あたたまる話があるならば取材せねばなるまい! ということで、以下がその時のレポートです。
 小雨がぱらつくその日、芦奈野さん、担当編集W氏、アニメ担当S、HP担当Mの4人は講談社ロビーで待ち合わせをした。講談社の重~い扉を開けて(K野T氏などに簡単に突入されるのを防ぐためらしい?)ロビーに入ると、座り疲れた様子の芦奈野さんを発見。なぜか芦奈野さんだけ、待ち合わせ時間を30分早く指定されていたことが判明する。日々の起床時間がお昼、というライフスタイルのため、遅刻を危惧したW氏の細かい心遣いなのだろうか…? 顔を見合わせて、そんな疑問を笑いでごまかす3人であった。
そこへ「やぁやぁ」という特徴のあるテンションの高い声がロビーに響きわたる。W氏登場である。白髪でアンディウォーホルのようなW氏は「アフタヌーン」の副編集長でもある。偉いのである。一同、その姿にひれ伏したことは言うまでもない。
 さて、無事に4人が集合して、タクシーで一路十条へ。一体、どんなお店なのだろう…? 十条という土地柄、そしてかなりベタなお店の名前から推察するに、怪しい雰囲気漂う異空間のイメージが勝手に広がる。芦奈野さんは、東京にめったに来ないようで、タクシーからの車窓風景を楽しんでいる様子。そして、期待と不安に胸をふくらませつつ、なぜか講談社の社歌の話題について盛り上がる我々を乗せて、タクシーは十条駅に到着。お店は駅前すぐの雑居ビルにあった。するとそこにはっ!!! ビル1Fの入り口に、「ヨコハマ買い出し紀行」について書かれたお店のチラシを発見(下の写真)。噂は、どうやら本当らしい!!
(以下、次回に続く)

ビル1F入り口掲示板 [写真拡大]
■中国屋楽器店
住所:東京都北区十条1-11―8―3F
電話&FAX:03-3909-9997
HPアドレス:http://dosodo.co.jp/