芦奈野さんと行く、十条月琴紀行。
さて、いよいよビルの階段を上り3Fにあるお店に入ると、そこは中国の楽器がずらりと並んだ独特の世界が広がっていた。店内のBGMも、もちろん中国音楽だ。その異国情緒あふれる空間に、ついキョロキョロする我々…。しかし「あの~」と声をかけると、店長の卲鋒さんがにこやかに出迎えてくれた(注:事前に連絡しております)。
卲鋒さんは、漫画のことはもちろんご存じで「ずっと、芦奈野さんにお礼を言いたかったんです」というお言葉が。また、「ああいう作品を描く人だから、50歳くらいの人だと思っていた」そうで、実際の芦奈野さんを見て若さに驚いた様子であった。そして、見つけました! 「ヨコハマ買い出し紀行」バージョンの月琴。なんでもお客さんの注文で、漫画通
りに作成した特別製。しかし、残念ながら楽器としての機能は、本来の月琴には劣ってしまう…ということで、一番の売れ筋は、写 真(一番下)の商品ということでした。その後、興味深く店内の楽器を見て回る我々に、いろいろ説明をしていただいた後、胡弓の弾き方なども特別
にレクチャーしていただく。ちょっと照れくさそうな、でも嬉しそうな芦奈野さんであった。
そして、なんと!! 売り上げ急増のお礼にと、お店から芦奈野さんに"月琴"のプレゼントをいただきました。当日は偶然にも芦奈野さんの誕生日であり、いい記念になったに違いない、と勝手に思った担当Sでした。"39歳"という年齢になったことを「ちょっと複雑な心境」と語る芦奈野さんに、「まだまだ大丈夫」と励ましていたアフタヌーンのWさん。親子のような兄弟のような、ナイスコンビの二人です。作品の魅力は、このコンビネーションから生まれているんだな、と原作ファンの一人として実感した一日でありました。
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これです。
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店長の卲鋒さんは、月琴や胡弓の先生でもあり、胡弓の弾き方をちょっとレクチャー。
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