今こそ、『魔法少女まどか☆マギカ』の世界が、新たな局面を迎える。
2011年にテレビアニメとして放映された『魔法少女まどか☆マギカ』は、社会現象と呼べるほどの一大ムーブメントを巻き起こした。
監督をつとめたのは、『〈物語〉シリーズ』をはじめ、異彩を放つ表現で知られるアニメ界の鬼才・新房昭之。アニメーション制作は新房と長らくタッグを組み、数々の傑作を成してきたシャフト。脚本を手がけたのは、ニトロプラスのゲームシナリオで頭角を顕し、『Fate/Zero』の原作小説などでも高く評価されてきた虚淵玄。愛らしい魔法少女たちのキャラクター原案は『ひだまりスケッチ』の蒼樹うめ。
彼らの生み出した作品に、多くの人々が衝撃を受けた。純粋な魔法少女たちが願いと引きかえにやがて過酷な運命と対峙していく、可憐でダークな世界観。放映後も人気は高まり続け、2012年には「始まりの物語」「永遠の物語」の2編からなる再編集版が劇場公開。そして2013年にはその正統な続編となる「叛逆の物語」が、劇場用アニメーションとして公開された。
そして、その勢いは今日まで絶えることがなかった。同じ世界観によるコミカライズやノベライズ、外伝『マギアレコード』など、世界を拡張させた作品が多数生まれ、人気を博していった。『魔法少女まどか☆マギカ』は2010年代を通して、さらには2020年代においても、最先端にして最高峰、現存する伝説であり続けたのだ。
そして2026年。新房昭之、虚淵玄、蒼樹うめをはじめ、主要スタッフはついに再結集した。此度、彼らが完全新作として作ったのは、「叛逆の物語」の衝撃的なラストシーンから直接の続編となる物語、題して「ワルプルギスの廻天」だ。
まどかへの想いゆえに悪魔となった、暁美ほむら。新たにつくられた世界と、再び降り立つ魔法少女たち。『魔法少女まどか☆マギカ』の世界の歯車が、いま再び、ゆっくりと廻り始める。