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●BLOOD+講座 第4回 キャラクターの裏設定を大公開「宮城家の長男・カイ」

「BLOOD+」講座、待望の第4回はファン必読(!)、「BLOOD+」に登場する小夜を取り巻くキャラクターにこそ物語の鍵がある!?
各キャラクターの公式“裏”設定を、大松裕アニメーションプロデューサーが解説する特別編!!
この“裏”設定は、各キャラの性格付け、シナリオ等を作成していくにあたって監督以下制作スタッフが認識している、いわばキャラクターの履歴書。
第1弾となる今回は、宮城家の長男・カイを特集!
これを読めば、キャラにますます愛着がわき、本編がもっと楽しめること間違いなし!?


●ジョージが兄弟を引き取った経緯
大松
「ジョージが妻子を亡くした転落事故のシーンは、第3話で描かれています。この事故は、玉突き事故で、かなりの人が巻き添えになったのですが、この同じ事故でカイとリクの両親も亡くなっています。カイが小学校4年、リクが1年の時です。身寄りのない二人は、この後1ヶ月ほど施設に預けられていました。本編には出てきませんが、ジョージが二人を引き取った経緯には、“妻と娘を同じ事故で亡くしたジョージが兄弟の境遇を知り、不思議な縁を感じた”、という逸話が隠されているんです」
第3話01第3話02

●野球の腕前
大松
「カイが野球を始めたのは、ジョージに引き取られた後。小学校時代にはリトルルーグで全国大会にも出場しています。高校入学の際も、その野球の腕を買われ、県外の野球強豪校への入学の誘いもあったのですが…。家の事情を考えたカイは、地元のコザ商業高校に進学しました。
高校進学後、弱小だったコザ商業高校の野球部は、1年からエースとなったカイの大活躍で、夏の甲子園県大会予選でいきなりベスト8までのぼりつめます。カイはPL学園の桑田真澄(現・巨人投手)のようなやつだったんですよ(笑)。
得意球はシュート。これはジョージが教えました。右バッターの内角をえぐる鋭い球種は、もともと強気のカイの性格ともあったんでしょうね。しかし、シュートの多投が原因でひじを痛め、もともと予選1回戦から違和感があったのですが、最後は中部商業との試合でサヨナラホームランを打たれて負けています(笑)。その後、責任感に苛まれたカイは、医者からもドクターストップがかかりピッチャーをやめるように進言されたことから自暴自棄になり、野球部を退部。真央や不良仲間とつるむようになったという設定です」

野球をやっていた時のカイの勇姿は、第9話でベトナムの子供たちと野球をするシーンで垣間見えるのでぜひお楽しみに!!
第9話01第9話02

●気になる女性関係、小夜への想い
大松
「第1話のシーンで香里が『-かっこいいじゃない。狙っている女の子、多いんだよ』と話しているように、めちゃめちゃもてますよ。真央にも追っかけられていますし。でも硬派ですから(笑)。血がつながっていない妹の小夜には、兄としての想い、妹以上の複雑な想いの双方を抱いています。ジョージが死んで、妹と弟は俺が守らなければという意志と、血のつながらない妹への複雑な感情……。物語が展開していくなかでカイの感情がどう変化していくのか。勿論、小夜と翼手との闘いや隠された謎などの本編の行く末も重要ですが、「BLOOD+」のストーリーとは、“カイが自分の本当の気持ちに気づいていく”、という話でもあるんです」

カイと小夜の微妙な関係性が今後どうなるのか?
本編の展開とともに皆さんもぜひ注目してください。

次回、第2弾は宮城リクを紹介予定。リクがゲームを借りている友達のアツシの正体がついに明らかに!?
次号もお楽しみに!!



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