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20050509 TV Series BLOOD Night
東京大学安田講堂「BLOOD+」イベントレポート

「BLOODがTVシリーズになる」・・・第一報が流れたのが3月。
そこから1ヶ月以上の沈黙を破り、5月9日、製作発表会が東京大学安田講堂にて
執り行われました。平日にもかかわらず、当日は本当にたくさんの人が訪れて
くださいました。


開場前からこんなに長い行列が。来てくれた皆さん、ありがとうございました。



会場はスタート前から既にものすごい熱気です。
立ち見のお客様もたくさん出てしまいました・・・。スミマセンでした。



会場にはなんとタランティーノからのお花も!!



プロダクション I.Gのプロモーション映像が流れたあと、いよいよ「東京大学大学院
情報学環コンテンツ創造科学教育プログラム公開講座アニメーションの最前線からの
メッセージ・TV Series BLOOD Night」のスタートです。
タイトルの通り、このイベントは東京大学大学院の講座の一環として行われました。
まずは特別講師を務めている押井守さん、プロダクション I.Gの石川光久代表取締役
社長による公開講座です。
前作「BLOOD THE LAST VAMPIRE」がどのように誕生したか、当時の押井塾の様子
などなど、「BLOOD」をからめた興味深いトークが展開されました。
終盤には押井氏とプロダクションI.Gとの実写新企画の話もとびだし、とても充実した
内容でした。


「(劇場版)小夜の"女子高生"ということと"セーラー服"はアニメではアイコンとして
確立している。そこに日本刀という要素が斬新だった」(押井さん)

そしていよいよTVシリーズ「BLOOD+」の製作発表会へ突入! 
・藤咲淳一氏(監督・シリーズ構成)
・石川光久氏(プロダクション I.G 代表取締役社長)
・竹田靑滋氏 (毎日放送 東京支社テレビ編成部部次長)
・勝股英夫氏(アニプレックス執行役員第1企画制作グループ本部長)
・井上伸一郎氏(角川書店常務取締役アニメ・コミック事業部長)
により、「BLOOD+」の内容、今後の展開などが熱く語られました!


「今回は沖縄が舞台。1年前より先の記憶を失っている少女・小夜が失われたものを
求めて世界中を旅するロードムービーです」 と語る藤咲監督。



「戦争をストレートに描きます。戦闘シーンを描くということではなく。」
と語る竹田さん。



石川さんは「タイトルの"BLOOD+"のプラスは、縦軸で時の流れ、横軸で血の繋がり
をイメージしています」というお話を。
さらに「アニメ化することにより、利益が"プラス"になることも意味しています」の
コメントでは会場に笑いが起こりました。

 


「久々に世界を狙えるタイトルだと感じています。DVDだけに限らず、
新たなメディア展開も積極的に行いたいです」と語る勝股さん。

角川書店からは、3つのコミックス連載がスタート。
それぞれ特徴あるストーリーで、7月から連載がスタートします。



チェリスト、古川展生さんによるチェロの生演奏も。
アニメ中でも重要な位置を占める曲、バッハの「無伴奏組曲5番ハ単調プレリュード
」も披露されました。



最後は竹田さん、押井さん、藤咲さんによるパネルディスカッション。東大浜野教授
よる司会進行のもと、「アニメーションと戦争」という重厚なテーマについて議論が
交わされました。


「視聴者が最終的に何を、どのように受け取るかは作り手側がはっきり提示しなくては
ならないと意識している」 と藤咲監督。

会場からの熱い質問にも丁寧に応えていました。


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