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オガリエのひとり編集後記              #040 ◇ [2000.11.2 up}

オガ:  オガリエのひとり編集後記
 空気の冷たさが心地よい今日この頃、みなさまいかがお過ごしですか?
今年も早いモノであと2ヶ月ですね。21世紀もすぐそこまでやってきていますが…
残り少ない20世紀を素敵に締めくくっていただきたいものです。

さて、今週は、アフレコに栗コーダーカルテットの栗原さんがいらっしゃいました。
そう、今回は、“歌録りの日”なのです。その日、丁度アフレコが終わる頃にやってきた栗原さんは早速、新たにレコーディングをした曲を聴かせてくれました。懐かしい感じのいい曲でした。

そしていよいよ、リンクルさんの登場です。リンクルさん役の定岡さんもさすがプロの役者さんですね。何回かテストをしただけで、即、OKとなりました。
そこで栗原さん、「なんか、早く終わっちゃったな~」とちょっぴり残念そうでした。でも、持参したカメラで声優さんやスタッフをパチパチと撮っていました。「スタジオ楽しいな~、毎週来たいな~」と、嬉しそうでした。そして、来週も時間が空いたら来ます…と言っておりました。来週は、さねよしいさ子さんのナレーション録りもあるので、にぎやかなスタジオになりそうな予感です。

栗原さんはその後のダビング作業にもちょこっとだけいらっしゃったのですが、音楽監督のフーミン原田は緊張していたようでした。でもその前に、「原田さんはあのマイペースさがいいよね」と言っておりました。本郷さんも「貫いてますからねぇ」と…お二人から見るとフーミンは強者らしいッス。よかったね、フーミン。栗原さんとフーミンを見ていると、師匠と弟子のようでした。何となく。でも、ホントに私たちみたいにまだまだひよっ子(ひよこじゃないっす~)にしてみれば、本郷さんや栗原さん、その他のベテランの方々たちと一緒にお仕事させていただけるということは、いろいろと良い勉強になります。

本郷さんが以前、「最近は年齢が離れている人と仕事をすることが増えてきたけど、たまにジェネレーションギャップを感じる」というようなことを言っていたことがありましたが、その世代ごとに少しづつ、社会に対する考え方が違っているんだな…と思い、反省するべきところも多々あります。違う会社のひとたちや違う世代の人たちとひとつの作品を創るということが、良い社会勉強にもなっているのだと思います。たまに、子供の頃に見ていたアニメの話になるとついていけなかったりして、本郷さんにガッカリされることもあるのですが、自分がみていたTV番組などをフーミンとかが知らなかったりすると、結構ガッカリしてしまいます。でも、そんな風にいろいろと教えを請うことができる環境にいられることをうれしく思います。キャストの方々も下は20歳くらいの新人さんから、60歳を越えた大ベテランの声優さんで、「キョロちゃん」は成り立っています。アフレコの風景も、とても和やかです。でも、先日ある声優さんから聞いたのですが、アフレコのスタジオは声優さんたちの声を録るブースと、ミキサーやアフレコ演出の方が作業をするブースと2つに別れているのですが、声優さん達がいる部屋の方は、本番ではセリフ意外の音を立ててはいけないんですが、これはホント大変ですよね。台本のページをめくる音や、おなかが鳴ってしまったり…そういう雑音が入ってしまうともう一度録りなおしですから、みなさん慎重に台本をめくっています。音を立てないように本をめくり、なおかつ絵にあわせてセリフをしゃべる…声優ってすごいっす。テストまでは和気あいあいですが、本番となるとスタジオ内には緊張感が漂っています。

というわけで、元気いっぱいの「キョロちゃん」の現場をお伝えいたしました。

それでは、また来週!!

今日のカツマウス
最近、雨つづきで自慢のワンタッチジャンプ傘が大活躍で、嬉しそうに傘を開いていた。(ワンタッチで)
今日のえるめす・カマガタ
カツマウスと服がかぶっていると言っていたら、先日、わたしとかぶっていた…やばい!!
(寒い日はタートルネックっすよね!!)
新装開店(?):フミコの部屋
最近はうまいものを食べてもリアクションが小さい…本郷さんに「う゛ま~!!」って言わないの?と突っ込まれていた。これからもナイス・リアクションを求む。


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