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オガリエのひとり編集後記              #058 ◇ [2001.3.22 up}

オガ:  オガリエのひとり編集後記
 嘘のように暖かい日が続いている今日この頃、皆様いかがお過ごしですか?
「キョロちゃん」の作業もひとつづつ終了して行き、私の日常も変わりつつあります。先日は、ダビングが終了しました。あとは、最終話のビデオ編集を残すのみとなりました。ビデオ編集が終わり、テレビ東京にテープを納品して終了です。毎週毎週、通っていたスタジオからテレビ局までの道のりを「キョロちゃん」の素材を持って歩く事はもうなくなります。なんだか、学校を卒業するみたいです。通い慣れた通学路も4月からは使わなくなるのだな~。なんて…「キョロちゃん」のエンディング主題歌も「通学路」でしたね。なんだか少しダブってしまいます。サントラ1をお持ちの方はよろしければもう一度、聴いてみて下さい。

 今週は、最終話の裏話をお送りする予定でしたが、予定を変更して、「最終話裏話」は、来週の放送日更新とさせていただきます。最後は楽しく終わりたいですからね。

 というわけで今週の「くっついたジロリ」と「エンゼルアイランド売ります」はいかがでしたか?「くっついたジロリ」は、夫婦(ここは“めおと”と読んでいただきたい)の形みたいでしたね。なんとなく…「一緒にいるとうっとうしいけど、離れると寂しい」といったところでしょうか。ジロリって頑固者でわがままなところがありますからね。キョロちゃんぐらいマイペースな性格の方が合うのかな~。人間でも、似ている者同士よりも正反対の性格の方が上手くいく…というようなことが言われますが、この二人を見ているとなるほど!と思ってしまいます。でも、子供の頃って自分と似ている人の方が仲良くなりやすかった気がしませんか?フィーリングが合う…というのでしょうか。自分と似ているから理解できる部分も多いのでしょうね。でも、色んな人とふれあう事が視野を広げることなのかな…とある時気づきました。キョロちゃんとジロリのように、自分の思い通りに行かなくても新しい世界を知ることができるのって素敵ですよね。まあ、キョロちゃんはどんな人でも自分のペースに巻き込んでしまうと思いますが…皆さんも、これから色んな人と出会っていって下さいね。
 さて、「エンゼルアイランド売ります」ですが、なんだかドキッとするタイトルでしたね。最終回の1話前ということで、こんな寂しいタイトル…エンゼルアイランド…本当にあったら行ってみたいですよね。いつか、ムーミンのように、海外のどこかに「エンゼルアイランド」とかできたらいいな~。エンゼルマウンテンそびえる陽気な島…もちろん、秘密基地もあって…と、あ~スミマセン。妄想入ってしまいました。でも、「キョロちゃん」が終了してもそうやって夢を抱き続けていたいものです。ちいさいお子さまならば、「キョロちゃんが住んでいた秘密基地のような家に住みたい!!」とか…「キョロちゃんみたいにたくさん友だちがほしい」とか、「パチクリ君みたいにかっこよくなりたい!」とか、「ミッケン君みたいに物知りになりたいとか」「マスカーラさんのような人と結婚したい」とか…「キョロちゃん」をとおして、たくさん夢がみられる子になって欲しいですね。そして、「キョロちゃん」を大好きでいてくれた子たちは、どんな夢を抱いているのでしょうか…?

 HPの「キョロちゃんプレゼント係」にも、たくさんのお葉書をいただきました。
一枚一枚読んでいて、「キョロちゃん」に対する愛情を感じます。ありがとうございました。この場で、皆様の意見にお応えできないのが心苦しいですが、皆様の声はきちんと届いています。ですから、せめて最終回は笑って終わりたいな~という気がします。脚本会議の時にも本郷監督が仰っていました。「明るく終わった方がキョロちゃんらしいのではないか…」と。来週、最終回となりますが、思いっきり「キョロちゃんワールド」を堪能していただけると嬉しいです。

 昼食コラム
さて、此処へ来て今更なのですが、私たちスタッフが毎週ビデオ編集時に出前を取っている「さんご食堂」というところがあります。このお店の人がなかなかいいキャラをしているので、本当に今更なのですがご紹介します。毎週のことなので、ほとんどのメニューを食べ尽くした私たちは、ある時から裏技を使うようになりました。たとえば「オムライスの中のご飯をドライカレーにしてほしい…」とか、「カツカレーのカツをカキフライにしてほしい」とか。(そんな新メニューを作ってしまうのはたいてい川人さんです)初めはそれほど難易度は高くなかったのですが、最近、「関西には、カレースパゲティという食べ物がある」と川人さん。早速、その日の昼食に「スパゲティにカレーをかけて下さい」と注文した。お店のオバサンはひどく驚いて「え!?かけちゃっていいんですか?」と聞いてきた。私は「ええ、大丈夫みたいですよ」と応え、数分後、出前がやってきた。(出前に来るのは旦那さん)旦那さんは怪訝な顔でこう言った「ほんとにコレで良いんですか?私はね、白いのにかけるんじゃないのかって言ったんですけど…」と。これには皆、「?」である。そして、「カレースパゲティ」を覗いてみると…なんと!!ナポリタンの上にカレーがかかっていた。(しかもカツのせです)一同、唖然としてしまい言葉を失ってしまった。旦那さんに「白いスパゲティのつもりで注文したんですけどね…」と言うと、旦那さんは「そうでしょ。そうでしょ。だから私は言ったんですよ!」と、力一杯応えた。そして、翌週。リベンジということでもう一度同じ物を注文した。(電話に出たのは旦那さん、ということで話は早い)念願の「カレースパゲッティー」が届いた…と思ったのもつかの間、なぜかスパゲティーは炒めて味付けがしてあった…らしい。おまけにマッシュルームやピーマンまで入っていた。食べた人の話によると、「しょっぱかった」そうです。どうしたら普通のゆでただけのスパゲティーの上にカレーをのせてもらえるのだろう…そしてさらに翌週。ビデオ編集も残りわずか…ということで「カレースパ」を何としても注文したい!と思い、電話してみた…誰もでなかった。最大の謎である。平日なのに何故、休み?あまりにも無茶な注文ばかりしているから嫌がられてしまったのか?それとも何か不幸があったのか?「さんご食堂」のことが気になって夜も眠れないオガリエであった。来週はどうか営業していますように…
というわけで、どうでも良いような話しでしたが、現場では食事が命です。楽しくご飯が食べられてなんぼ、ですからね。

今日のカツマウス
オーストラリアから帰還。カンガルーにやられることもなかったようで元気そうだった。ところで、お土産は?
今日のえるめす・カマガタ
エルメスさんのお子さまが卒園されるそうです。今年から小学生です。最近、人の子供の成長で時の流れの速さを感じるオガリエであった。

特別企画:フミコの部屋
「バックステージ・レポート」用の私の似顔絵の作成にかかっているらしい。ちょこちょこと人の顔をのぞき見するのでとても気になる…描いている様子を見ていると完成が怖い。(ニヤニヤするのはやめて欲しいものだ)


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