デュラララ!!×2

STORY

ストーリー

3

#16

人の噂も七十五日

街を“池袋最凶”に纏わる噂話が駆け抜ける――。「奴は負傷し、女と出歩き、子供まで連れているらしい」と。ヴァローナもまた、真偽入り混じる噂の中のひとつ。静雄に敗北した後、目的を失っていた彼女は、デニスの提案で取り立て屋の仕事を手伝うことになるのだが……。そして街では、噂を信じた男達が打倒・“池袋最凶”に動き出す。

スタッフ

  • 脚本
    根元歳三
  • 絵コンテ
    川面真也
  • 演出
    有江勇樹
  • 作画監督
    冨永拓生

#17

寝ても覚めても

季節は夏を迎えた。着々と進む“ダラーズ”内での粛清。帝人の様子に違和感を抱く杏里と、離れた地で帝人を心配する正臣。人気アイドルであるルリは、悪質なストーカーに悩まされていた。ストーカーは“ダラーズ”内にいるらしい。情報を得ようと、幽とルリは静雄のもとを訪ねるのだが……。それぞれの悩みを抱え、街は蠢き出す。

スタッフ

  • 脚本
    吉永亜矢
  • 絵コンテ
    寺東克己
  • 演出
    高林久弥
  • 作画監督
    小谷杏子

#18

花に嵐

彼はルリを愛していた。彼がストーカーと化し、彼女の心を破壊したいと願うほど強く愛したきっかけ。ルリが独り抱きつづけた苦悩、そして殺人鬼“ハリウッド”が誕生した理由が明かされる。それは、あまりにも忌まわしき過去の記憶だった――。一方、池袋の街へ帰る決意をした正臣は、ケジメをつけるため、ある人物の前に立つ。

スタッフ

  • 脚本
    吉永亜矢
  • 絵コンテ
    寺東克己
  • 演出
    犬川犬夫
  • 作画監督
    鴨居知世、粟井重紀

#19

猫を殺せば七代祟る

ルリに関わるすべての人間がストーカーの標的となっていく。静雄と行動をともにしていた正臣も事態に巻き込まれ、その渦中で“ブルースクウェア”メンバーと遭遇する。杏里の身に危険が迫っていること、この騒動に帝人が関わっていることを知った正臣は真相を求め駆け出すが――。そして池袋に戻ってきた情報屋は、新たな計画を始動させる。

スタッフ

  • 脚本
    根元歳三
  • 絵コンテ
    寺東克己、沖田宮奈
  • 演出
    河野亜矢子
  • 作画監督
    西川絵奈

#20

口に蜜、心に針

闇カジノを仕切る“アンフィスバエナ”と、薬の売人グループ“へヴンスレイブ”。きな臭い噂が行き交うも、正体の掴めない二つのグループがあった。粟楠会は探りを入れるため臨也に仕事を依頼するが、臨也は“アンフィスバエナ”に拘束されてしまう。組織のナンバー2・ミミズは臨也をいたぶり、情報を引き出そうとするが……。

スタッフ

  • 脚本
    高木 登
  • 絵コンテ
    小林 寛
  • 演出
    近藤奈都子
  • 作画監督
    近藤奈都子

#21

口八丁手八丁

数々の偽名を用い、騒動の裏で暗躍をつづける臨也。そんな彼の偽名のひとつである“奈倉”。臨也がこの名前を手にしたのは、今から12年前。中学生の頃だった。新羅の口から語られる、臨也と新羅の出会い。そして現在につづく“奈倉”にまつわる因縁の関係とは――。そして、臨也はセルティにある荷物を運ぶ依頼をするのだが……。

スタッフ

  • 脚本
    高木 登
  • 絵コンテ
    小林 寛
  • 演出
    鈴木拓磨
  • 作画監督
    Cha SangHoon、Kim JeongEun、Lee DukHo

#22

愚か者に福あり

“ダラーズ”を巡ってさまざまな人物が動き出す。帝人の現状を知った正臣は“黄巾賊”を復活させ、“ダラーズ”を潰す決意を固めると、門田達に協力を願い出る。そして帝人と行動をともにする青葉のもとには兄が姿を現し――。一方、“へヴンスレイブ”の活動から端を発した問題は、澱切の介入により更に複雑な様相を見せ始めていた。

スタッフ

  • 脚本
    村井さだゆき
  • 絵コンテ
    後藤圭二
  • 演出
    三上喜子
  • 作画監督
    鴨居知世、小林利充

#23

同じ穴の狢

門田が轢き逃げにあった――。その噂は池袋中を駆け巡り、轢き逃げ犯を見つけるため、渡草と遊馬崎は行動を起こす。“ダラーズ”についての情報を得ようと奔走する贄川周二は四木に接触。帝人の調査を臨也に依頼した赤林も次の一手に出ようとしていた。そして、“ダラーズ”を次の段階に進めるため、青葉はある人物に狙いを定める。

スタッフ

  • 脚本
    寺東克己
  • 絵コンテ
    寺東克己

#24

蛇の道は蛇

“ダラーズ”の内部粛清を進め、理想を実現しようとする帝人。その行動はエスカレートし、“黄巾賊”との衝突にまで発展していく。臨也は自分を刺した男・澱切を追いつめるが、そこには臨也すら予知できない事実が潜んでいた。池袋の街で次々と起こる騒動の先にあるものとは。さまざまな事件が絡み合い、物語は更なる混沌を深めていく――!

スタッフ

  • 脚本
    高木 登
  • 絵コンテ
    寺東克己

#25

袖すりあうも多生の縁

池袋の街で、また何かが動き出している――。新羅のマンションへ集った面々は、各々が抱える問題に対処するため立ち上がる。警察で取り調べを受ける静雄に迫る“罪歌”の勢力。鯨木かさねの手中に落ちたかに思えた臨也の周囲も、新たな動きを見せ始める。そして“黄巾賊”との抗争のただなか、帝人達のもとを訪ねて来た者とは……。

スタッフ

  • 脚本
    根元歳三
  • 絵コンテ
    菅沼栄治
  • 演出
    有江勇樹
  • 作画監督
    冨永拓生、鴨居知世

#26

猫の首に鈴

かさねの手から脱した臨也は、病院で遭遇した杏里に揺さぶりをかける。帝人と正臣の問題への介入を宣言する臨也。二人のために自分ができることは何なのか、“罪歌”をその身に抱く自分は人間と呼べる存在なのか。杏里は臨也への疑念と、“罪歌”の声に震え立ち竦む。一方、街ではさまざまな思惑と秘密を抱える女達が行動を起こし始めていた。

スタッフ

  • 脚本
    吉永亜矢
  • 絵コンテ
    小島正幸
  • 演出
    小島正幸
  • 作画監督
    近藤奈都子

#27

同舟相救う

一人の少女の手により、突如衆目に晒された“首”の存在。それはセルティや臨也、“首”に纏わるさまざまな人物に予期せぬ事態の幕開けを告げる。騒然となる池袋の街。その非日常を前に、帝人は自身の心の内を知る。一方、贄川春奈は最愛の人物・那須島隆志を見つけるため、杏里の元を訪れ協力関係を持ちかけるのだが……。

スタッフ

  • 脚本
    村井さだゆき
  • 絵コンテ
    松本 淳
  • 演出
    森 義博
  • 作画監督
    山内則康、鎌田 均、山村俊了、吉崎雅博

#28

血は水よりも濃し

“黄巾賊”の前に現れた千景。彼は門田を轢き逃げした犯人、以前“To羅丸”を襲撃した者達を追っていた。突然のことに困惑しつつも、正臣は千景の喧嘩を買って出る。杏里もまた、初めて知る“罪歌”の事実と、かさねからの提案に困惑を隠せないでいた。そして、意識を取り戻したセルティと新羅の元に、奇妙な訪問者がやって来る。

スタッフ

  • 脚本
    寺東克己
  • 絵コンテ
    宮地☆昌幸
  • 演出
    小林孝志
  • 作画監督
    西川絵奈、石川晋吾

#29

闇に惑う

セルティと新羅の元を訪れたのはかさねだった。呆気に取られる二人を前に、かさねは予想外の行動を起こす。正臣と千景の勝負もまた、泉井蘭の介入によって予期せぬ決着を見せようとしていた。一方、セルティの“首”を警察から奪い去ったヴァローナは、逃走をつづけながら、自身の心の変化に戸惑い、自問自答を繰り返していた。

スタッフ

  • 脚本
    根元歳三
  • 絵コンテ
    勇 夢
  • 演出
    古谷田順久
  • 作画監督
    田中織枝、川添政和

#30

乗りかかった舟

臨也は自身の予想を大きく超えた帝人の行動を喜び、騒動の行く末に胸を躍らせていた。そして、人間による“ショー”の完成のために、人外の者達を排除しようと画策。その目は天敵である静雄へも向けられる。帝人を止めようと、千景の手を借り動き出す正臣。沙樹との対話でひとつの答えを見つける杏里。帝人と青葉のもとには、泉井が現れ……。

スタッフ

  • 脚本
    吉永亜矢
  • 絵コンテ
    沖田宮奈
  • 演出
    柳屋圭宏
  • 作画監督
    山村俊了、徳田夢之介、岩倉ヨーコ