マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝

STORY

ストーリー

2

第3話

『持ちきれないほどあったでしょ』

「万年桜のウワサ」の結界内でいろはを見つけたやちよと黒江。
しかし、突然いろはから現れた沈黙のドッペルに飲み込まれてしまう。
目を覚ましたやちよは、みかづき荘にて、鶴乃、フェリシア、さな、そしていろはと共に普段通り朝食を囲むが、本来そこにいるはずのない黒江の姿もあった。
やちよと黒江は、その状況に戸惑いながらも現実世界ではなく、
沈黙のドッペルが見せる「夢の世界」ではないかと考え、現実世界のいろはの身を案じ、
やちよはいろはを目覚めさせるため夢の中のいろはに訴えかける。

第4話

『お前はそれでいいのかよ』

いろはは、黒江から妹ういの親友であり、マギウスの柊ねむの事を聞き
ねむが自分の事を覚えていると知る。
いろはは、ねむと話すため黒江にねむのもとへ連れていくよう頼み、いろは、やちよ、黒江の3人はマギウスの本拠地「ホテルフェントホープ」へと向かう。
そして、フェントホープの入口にたどり着いた3人だったが、入口から出てきた天音姉妹と鉢合わせてしまう。やちよが天音姉妹を引き付けている間に、フェントホープ内に入り込んだいろはと黒江は、ねむのもとを目指すが、その前に現れたのは黒羽根の姿をした、水波レナと秋野かえでだった。

第5話

『もう誰も許さない』

みかづき荘の仲間を探すために一人で出発するいろはだが、黒江も付いていくという。
黒江は、いろはの事を思うようになっていた。一方、フェリシアとさなはマギウスの中で黒羽根として働いていた。「魔女にならない方法が分かるまでは帰らない」と言うフェリシア。ウワサにつかまった人々を管理しながら、さなはマギウスの活動に疑問を抱く。
その一方で、白羽根として活動するみふゆは、思いがけない人物と再会して困惑する。
それぞれの想いが錯綜する中、灯花はすべての魔法少女を救う作戦の詳細を発表するのだった。その内容は――

第6話

『私にしかできないことです』

いろはを先に行かせた黒江は、マギウスと戦いながらドッペルの声を聞く。「私のこと、忘れちゃった?」。ささやく声に戦慄する黒江。
一方、先行するいろはには、ういの声が聞こえていた。マギウスの作戦に混乱するフェリシアとさな。すべてをあきらめた様子のみふゆに、さなは疑問をぶつけて自分の意志を伝える。
作戦の決行によってたくさんの魔女が集まって来る神浜市街で、いろはを追っているやちよ。そこでやちよは、見滝原市の魔法少女と遭遇するのだった。

第7話

『何も知らないじゃない』

マギウスの本拠地に乗り込んだ魔法少女たち。再会したいろはとやちよ、そして合流したまどか達の前に立ちふさがるのは、マギウスの戦士となった由比鶴乃と巴マミだった。マミと鶴乃は我を失っていて、仲間であるはずの魔法少女達を攻撃する。戦うに戦えず、苦戦するいろはとまどか。
そのころ神浜市にはマギウスの作戦によって、魔女が次々と呼びせられていた。そして、観測史上最大のスーパーセルも接近していて、6時間後には神浜市に上陸すると言う。
そのスーパーセルの正体は最凶最悪の魔女、ワルプルギスの夜であった。

特別編

2nd SEASON特別編

魔法少女とは、自らの願いと引き換えに魔女と戦い続け
いずれ魔女になる宿命を背負った存在。
その宿命から魔法少女を救う計画「エンブリオ・イブ覚醒作戦」を実行に移した
マギウスの翼が、神浜市に多くの魔女を引き寄せ、街は混乱に陥る――。
計画を止める為、仲間を救う為、願いの為……それぞれの想いが交錯する。

第8話

『強くなんかねーだろ』

ウワサと融合していた鶴乃を倒された事で、マギウスの灯花は、いろは達に激しい怒りを向ける。
そして、兵隊グマのウワサの大軍を差し向ける。そんな灯花の様子を見て戸惑うねむ。何やら事態は、ねむの思惑とは異なる方向に進んでいるらしい。そんな中、いろはが気付くと、一人で見知らぬ世界にいた。そこは芝居小屋の観客席で、メルという魔法少女が占いをしていた。
メルを見たいろはは、記憶ミュージアムで灯花によって見せられた、過去の出来事を思い出す。

1話

『僕たちは失敗した』

それは、過ぎ去り日の事。
入院しているうい、灯花、ねむの三人のもとに、毎日のようにお見舞いやってくるいろは。
三人も、いろはのことを慕い、仲良く過ごしていた。
ある日、三人は都市伝説のようなウワサを作ってあそぶ。
自分たちが死んでも、ウワサを聞けば、いろはが自分たちの事を思い出してくれるだろうと。
そんな三人にいろはは、みんな無事に退院するという想いを込めた「万年桜のウワサ」を作って聞かせるのだった。
そんなある日――いろはの前にキュゥべえが現れる。

2話

『やがて消えゆく少女たちよ』

いろはのもとへと急ぐ魔法少女たちは、兵隊グマのウワサと戦闘を繰り広げる。
行く手に天音姉妹が立ちふさがるも、それを制するみふゆ。
「マギウスの作戦は失敗した」と。
一方、ねむの力によって、今まで消えていた過去の記憶をとりもどすいろはと灯花。
灯花は、いろはとの再会に喜び、そして、今まで敵として戦っていた事に混乱する。
そんな灯花にねむは、なぜ今まで真実を隠していたのかを語る。
そして二人は、お互いの想いと、ういとかわした約束を再認識するのだった。

3話

『いつまで魔法少女を続けなきゃいけないの?』

灯花とねむは、ういとの約束を果たすため、エンブリオイブとともに作戦を決行する。
それを阻止しようと、追撃するやちよ。
その成り行きを傍観するアリナ、一人さまよう黒江、そしてキュウべえ。
一方、気がつくと、いろははいつの間にか自分の部屋に帰っていた。
それは、まだういが存在していた頃の風景だった。
そこでいろはは、ういと再会する。

4話

『誰も知らない、私たちの記録』

いろはは、今までの戦いを嘆く。誰も助けることができなかった、と。
しかしキュウべえは、いろはのおかげだと言う。いろはが希望を示してくれたおかげで、みんな絶望したのだと。
キュウべえは、魔法少女の絶望を望んでいたのだった。
いろはのドッペルも、いろはを追及する。
いろはがマギウスを邪魔したせいで、この先多くの魔女が生まれるのだと。
いろはが絶望しかけたその時――いろはの名を呼ぶ声があった。
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