流刑体反省会番外編
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<ヴァルチャーはウ◯トラマン、駆崙は……>

----「反省会」にありましたけど、ヴァルチャーがウルトラマンとは気付きませんでした、マジメに。

篠原 でも、そういう話は出ましたよね? アレ、赤星さんが言ったんじゃなかったでしたっけ?

----設定は郷秀樹なんです、みたいなこと……ですよね?

篠原 ええ……僕はソレに痛く感動して、やったあ、オレ、ウルトラマン描いちゃってイイのかな、って(笑)。だから、ウルトラマンの模様を立体にしてみたらどうなンの? っていうアプローチですよね。ただ、ホント、モロだなぁ(笑)。

----ああ、言われてみれば(笑)。

篠原 僕、この話をもらう前に原作読んでたんですよ。その後で大畑さんから話をもらって、ヴァルチャーもやってね、って話があった頃かな? そン時は、まだオリジナル怪獣で行くって話は聞いてなかったんで、割と破岩をアレンジしたりとか、ヴァルチャーをアレンジしたりって感じで描いてたんですよ。で、ヴァルチャーってこんなんだったよな、って描いてたのが、実は破岩の本体だったんですけど(笑)。

----(爆笑!)

篠原 それは置いといて(笑)。だから『定光』をやってる最中って、実は原作本を全然見なかったんですよ。見ちゃうとどうしても似ちゃうし、中途半端に(原作の要素が)入ってるのはやっぱり良くないじゃないですか? 

----でも、駆崙の目なんかは、かなり天斬入ってますよね?

篠原 最初はね、目が小っちゃくて、こめかみの部分にあったんですよ。割と顔の大きさに対してしっくりくるぐらいの大きさで、面積的には今の4分の1ぐらいかな? ただ、打ち合わせを大畑さんと2人でやった時に貰ったラフを見てると、とにかく目が大っきく描いてあって、コレは絶対目を大っきくしないとダメだ、って思って、急遽、目はデカくしたんですよ。大畑さんは“変えてくれてイイから”って言ってくれるんですけど、これ(ラフ)を見て、監督の望んでるのが、フォルム的なところと、あとは目!っていうのがわかったんで、だから、目はこれぐらいって。

----駆崙って、正面から見ると立花レーシングチームのマークになるんだよ、とか大畑さんいってたの知ってます? だから、ピュッて突起が付いてンだよ、とか(笑)。

篠原 え、そうだったんだ、全然知らなかった。

----コレ内緒ですけど、駆崙のネーミングって“サイクロン”から----。

篠原 いや、それはわかりますよ。それはわかりますけど……そうだったんだ。なんだ、いってくれれば、アレ風にもっとちゃんと曲げといたのに(笑)。

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