流刑体反省会番外編
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<ラクチンだった弾喪>

----で、次は弾喪ですけど、5話はシナリオが先に行ってますよね?

篠原 そう、5話はね、シナリオを先に貰ったんですよね。で、ああ、こんな感じでイイんだって思って、じゃあ、やっちゃえ、みたいな。スッゴい楽でしたよ(笑)。

----シッポで銃弾(?)を装填するアイデアって、シナリオにないンですよね。アレは、嬉しかったです。

篠原 アレはね、大畑さんのアイデアですよ。四天王(依弩、流牙、惡弍、剛来の現場での便宜的な呼称)の最初のラフで左右非対称の、自分では“歯車男”っていってたんですけど、アレがちょっと勿体なかったンで、あんな感じで左右非対称なのはどうですかねぇ、みたいな話はしたんですよね。監督も“イイんじゃない”みたいな感じだったんで、アレは一番ラクチンだったというか。

----シナリオがあるのとないのじゃ、やっぱ、ある方が描き易いとか?

篠原 うん、それは、ありましたね。ホントはね、そういう人間じゃないんですけど(笑)。なんか実写モンの場合は、シナリオがあるとスゴいイヤで、もう(怪人の)名前が書いてあるだけで、イヤなんですよ。虎の怪人でタイガロンとかって書いてあると、タイガロンかよ~って(笑)。『定光』に関しては1話の剥斬のシナリオとか弾喪のシナリオとかがあった方がやり易かったですね。なんでだろ? どっかで、捉えどころのない不安みたいなのが、いっつもあったンだと思うんですよね。実写モンの場合は、ある程度先が読めるっていうか、最終的に着ぐるみになって実際フィルムになったらこうなって、人が入って動いたらこうなるみたいなのが掴めてるからイイんだけど、アニメの場合はどういうふうに作画されて、どういうふうに動くのかっていうのが全然わかんなかったんで、そういう意味では、拠り所(シナリオ)があった方が良かったのかなぁって思いますね。

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