3月のライオン
STORY
ストーリー
3
第31話(第2シリーズ第9話)
「Chapter.62 王国①」「Chapter.63 王国②」
京都への修学旅行の前日、川本家で零や家族と夕食をとっていたひなたは、胃の痛みから食事を残してしまう。無理して行かなくてもいいと言うあかりだったが、ひなたは後悔しないために行くと強い意志をみせる。その言葉にはっとする零。
そして零は、ひなたの修学旅行と時を同じくして、大阪で山崎順慶五段との新人戦決勝に臨むのだった。
そして零は、ひなたの修学旅行と時を同じくして、大阪で山崎順慶五段との新人戦決勝に臨むのだった。
第32話(第2シリーズ第10話)
「Chapter.64 銀の羽根」「Chapter.65 川景色」
山崎順慶はプロ棋士になって6年の春、2つ目の降級点をとってしまう。そして将棋と同等に心血を注いできた鳩(はと)レースの世界では、愛情と手間をかけて育ててきた鳩の「銀」がレースから戻らない……。
努力し続けるしかない将棋の世界で、ひるむことなくその身を投げ打つ二海堂との新人戦準決勝、山崎は何が何でも勝ちたいという思いで彼の前に立った。
努力し続けるしかない将棋の世界で、ひるむことなくその身を投げ打つ二海堂との新人戦準決勝、山崎は何が何でも勝ちたいという思いで彼の前に立った。
第33話(第2シリーズ第11話)
「Chapter.66 陽のあたる場所」「Chapter.67 小さな世界」
新人王となった零は神宮寺会長から呼び出され、宗谷名人との記念対局を大々的に行うと聞かされる。幼い頃から雲の上の存在だった宗谷との対局に動揺する零だが、神宮寺から「頼りにしてる」と励ましの言葉をかけられる。学校では将科部の面々からもお祝いされ、人々の温かさを零は噛みしめる。一方島田は、長らく棋匠として君臨する老棋士・柳原への挑戦権をとるべく、櫻井岳人七段との対局を迎えていた。
第34話(第2シリーズ第12話)
「Chapter.68 黒い霧」「Chapter.69 光」
修学旅行から戻って以来、ひなたのクラスでは高城たちによる担任への嫌がらせが始まり、担任は心労から倒れ入院してしまう。新しく担任となった学年主任の国分は、ひなたと高城の保護者それぞれと三者面談を行うことを決め、問題解決に向けて動き出す。
ひなたから事情を聞いたあかりは、仕事を放り出して面談に行こうとする相米二を説得し、ひなたと共に面談に向かう。しかし、2人は高城とその母に遭遇してしまう。
ひなたから事情を聞いたあかりは、仕事を放り出して面談に行こうとする相米二を説得し、ひなたと共に面談に向かう。しかし、2人は高城とその母に遭遇してしまう。
第35話(第2シリーズ第13話)
「Chapter.70 小さな手のひら」「Chapter.71 日向」
国分によるクラスへの介入により、いじめ問題は解決に向かう。クラス全員の前で形ばかりの謝罪をした高城だったが、国分はそんな彼女と粘り強く対話を続けるのだった。
そして、友人たちと以前のように笑い合えるようになったひなたの元に、いじめのため転校したちほから初めての手紙が届く。
そして、友人たちと以前のように笑い合えるようになったひなたの元に、いじめのため転校したちほから初めての手紙が届く。
第36話(第2シリーズ第14話)
「Chapter.72 流れていくもの」「Chapter.73 白い嵐①」
島田と柳原による棋匠戦一局目は柳原の勝利となった。しかし、2人の顔合わせには今ひとつ華がない……。神宮寺会長は、時期を同じくして行われる宗谷と零の記念対局に集客の期待をかける。矢面に立つことが苦手な宗谷と零のことを島田は案じる。
盛岡での対局前日。零は、宗谷との初めての対局に向けての緊張をかかえながら、記念対局の前夜祭に出席する。
盛岡での対局前日。零は、宗谷との初めての対局に向けての緊張をかかえながら、記念対局の前夜祭に出席する。
第37話(第2シリーズ第15話)
「Chapter.74 白い嵐②」「Chapter.75 白い嵐③」「Chapter.76 白い嵐④」
零と、現役最強の棋士・宗谷名人との記念対局が始まった。力の差は歴然だが、名人相手に食い下がる零の将棋に、控え室で対局を見ている関係者の議論も盛り上がる。しかし中盤で敗着の一手を指してしまう零。が、零は決してあきらめず最善手を探して指し続ける。果たして勝負の行方は?
第38話(第2シリーズ第16話)
「Chapter.76 白い嵐④」「Chapter.77 白い嵐⑤」「Chapter.78 再始動」
盛岡での記念対局からの帰り道、台風のため仙台で足止めを食らった零と宗谷。宿泊先を見つけて一息ついた零は、神宮寺からの電話で、「将棋の鬼」とも言われる天才・宗谷の秘密を知らされる。零は、東京に戻った後、対局を反芻しながら宗谷の過去の棋譜を追いかけるのだった。
一方、入院していた二海堂は退院し、玉将戦の1次予選から復帰を果たす。
一方、入院していた二海堂は退院し、玉将戦の1次予選から復帰を果たす。
第39話(第2シリーズ第17話)
「Chapter.79 焼野が原①」「Chapter.80 焼野が原②」
零と二海堂が大盤解説をまかされた、柳原と島田の棋匠戦最終局。
棋匠の座に長く君臨する柳原だけあって、前夜祭の会場ではほとんどの記者や関係者が旧知の仲。挑戦者である島田はその圧倒的なアウェイ感に気圧されながらも、何がなんでも初タイトルを獲ると意気込む。
棋匠の座に長く君臨する柳原だけあって、前夜祭の会場ではほとんどの記者や関係者が旧知の仲。挑戦者である島田はその圧倒的なアウェイ感に気圧されながらも、何がなんでも初タイトルを獲ると意気込む。
第40話(第2シリーズ第18話)
「Chapter.81 焼野が原③」「Chapter.82 焼野が原④」
最年長A級棋士・柳原の永世称号がかかった棋匠戦最終局。終盤に差しかかり、対局は島田優勢に傾く。
将棋の道を断念し引退した仲間たちから柳原に託されてきた数限りない「たすき」。その重圧にがんじがらめになりながら、柳原は焼け野が原を進む思いで指し続ける。
将棋の道を断念し引退した仲間たちから柳原に託されてきた数限りない「たすき」。その重圧にがんじがらめになりながら、柳原は焼け野が原を進む思いで指し続ける。
第41話(第2シリーズ第19話)
「Chapter.83 ここにいること」「Chapter.84 夏休み①」
三月町の夏祭りに出店した三日月堂は、あかりとひなたのアイデアで“冷やし白玉シロップ”を販売する。その中には、いじめのため転校したひなたの友人・ちほが作った梅シロップを使ったものもあった。
夏休みに入ってすぐ、ひなたはちほに会いに行っていた。ちほは、楽しそうな笑顔も見せながらも、今もいじめで受けた心の傷を抱えていた。ひなたは、梅シロップをみんながおいしそうに食べる写真を送ろう、そしてまた会いに行こう、と思うのだった。
夏休みに入ってすぐ、ひなたはちほに会いに行っていた。ちほは、楽しそうな笑顔も見せながらも、今もいじめで受けた心の傷を抱えていた。ひなたは、梅シロップをみんながおいしそうに食べる写真を送ろう、そしてまた会いに行こう、と思うのだった。
第42話(第2シリーズ第20話)
「Chapter.85 夏休み②」「Chapter.86 あたらしい年」
夏休み中のひなたは新しいお菓子のアイデアが次々と浮かぶ一方、学校の勉強や高校受験に対して前向きになれないでいた。 零はそんなひなたを、モモ、あかりとともに、自分の通う駒橋高校での流しそうめんに誘う。ひなたは、野口たち将科部の面々や林田たちとふれあううちに、駒橋高校に進学することを考え始める。
第43話(第2シリーズ第21話)
「Chapter.87 経る時」「Chapter.88 春が来る」
高校受験を控え必死で勉強に取り組むひなたは、憧れの同級生・高橋が遠方に進学することを知りショックを受ける。いつまでも身近にいると思っていた人々が離れていく…。落ち込んだひなたは入試直前にして熱を出してしまう。 そんな中迎えた試験の日。ひなたは、迎えに来た零とともに受験会場に向かった。
第44話(第2シリーズ第22話)
「もうひとつの家」「Chapter.89 三月町の子」
みんなでもんじゃ焼きを食べに行こう。中学を卒業したひなたと高橋を、零が誘った。遠く高知の高校に進学する高橋と話す場を作ってくれた零に感謝するひなた。自分たちはどこにいても三月町の子だと、思いを新たにする。
そして高橋が三月町を発つ日。ひなたは、桜まつりに賑わう三日月堂で忙しく立ち働くのだった。
そして高橋が三月町を発つ日。ひなたは、桜まつりに賑わう三日月堂で忙しく立ち働くのだった。