黒執事 -緑の魔女編-

STORY

ストーリー

1

1

その執事、探訪

ドイツで不可解な死亡事件が発生。被害者たちは皆「人狼(ヴェアヴォルフ)の森」に足を踏み入れ、「魔女の呪い」を受けたと言う。
真相を調査すべく、セバスチャンとシエルは使用人たちと共に「狼の谷(ヴォルフス・シュルト)」を訪れる。
女性ばかりが暮らすその村で一行が出会ったのは、幼き領主ジークリンデ・サリヴァンだった。

2

その執事、警鐘

領民たちの反対を制し、サリヴァンはセバスチャンたちに村への滞在を許す。
村唯一の男性である、サリヴァンの執事ヴォルフラムは、不信感をむき出しにしながらも一行を「緑の館」へと案内する。
晩餐を共にするシエルとサリヴァン。
そこに、人狼が現れたとの知らせが飛び込んでくる。

3

その執事、出向

禁を破り、「人狼(ヴェアヴォルフ)の森」を調査するセバスチャンとシエルの体に異変が現れる。
シエルはサリヴァンによる浄化の儀を受けるが、心身共に弱ってしまう。
主人の治療を引き続き依頼するセバスチャンに対して、サリヴァンは思いも寄らない交換条件を突きつける。

4

その執事、奉公

サリヴァンとの交換条件により、彼女の執事として仕えることになったセバスチャン。
一方で、別人のようになってしまったシエル。
セバスチャンは自分の代わりに、世話役としてフィニを抜擢する。
大人に怯えるシエルに優しく付き添いながら、フィニはシエルとの出会いを思い出す。

5

その執事、下降

ヴォルフラムの目を盗み、セバスチャンとスネークが緑の館内を調べている頃、シエルとフィニは人狼の襲撃を受ける。
サリヴァンは本来であれば起きえない事実にショックを受け、人狼たちと接触。「究極魔法」の完成を約束して、怒りを鎮めるよう懇願する。

6

その執事、失望

セバスチャンたちは、ヴォルフラムより「狼の谷(ヴォルフス・シュルト)」からの退去を命じられる。
そこへ現れたのは、ヴィクトリアからの手紙を携えた、女王の馬丁ジョン・ブラウン。
時間の猶予がないと悟ったセバスチャンは、自身を拒絶し続けるシエルをきつく責め立てる。

7

その執事、勧奨

遂に究極魔法を完成させたサリヴァン。
緑の魔女としての責務を果たし、次は村のためにも外の世界でたくさんのことを学びたいと話すサリヴァンだったが、ヴォルフラムに強く反対されてしまう。
気落ちする彼女のもとに、セバスチャンとシエルが現れる。

8

その執事、狂暴

セバスチャンとシエルにより明らかとなった「狼の谷(ヴォルフス・シュルト)」の正体。
「緑の魔女」「人狼」「呪い」……その真実を知り、憔悴するサリヴァンに、シエルはある選択を迫る。

9

その執事、遭逢

血眼になってサリヴァンを追う村人たちと、ファントムハイヴ家の使用人たちが激闘を繰り広げる。
渦中で、シエルはサリヴァンをフィニに託し、ある命令を下す。

10

その執事、掃討

絶体絶命のシエルを救ったのは、父の親友ディーデリヒだった。
彼の調査によると、「狼の谷(ヴォルフス・シュルト)」は人狼や呪いを超えた、更なる脅威を隠し持っているらしい。
“それ”は、シエルたちに襲い掛かろうとしていた。