龍族Ⅱ -The Mourner's Eyes-

STORY

ストーリー

1

#01

ゼロ号

ルー・ミンフェイが生まれる2年前、崎国のブラックスワン港。
少女レナータは“ゼロ号”と呼ばれる少年を連れ、龍族の人体実験所から逃亡する。
信国へ向かう途中、二人はアンジェ率いるカッセル学院執行部と衝突する。
激しい戦闘の最中、ゼロ号はアンジェと秘密の取引を交わすが、その瞬間、運命を変える一筋の光が差し込む――。

#02

雨落つる暗闇、狂流の如く

母親とその再婚相手のもとで育ったチュー・ズーハン。
15歳のある日、台風が接近するなか、実の父親のチュー・ティエンジャオに迎えを頼む。
久々の再会だったが、相変わらず調子のいい父に、ズーハンは思わず反発してしまう。
篠突く雨の中、無数の黒い影が二人の乗る車に迫っていく。

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#03

バースデーケーキは青春の墓標

青銅と炎の龍王討伐から数か月。
夏休みに信国へ戻ったミンフェイは、誕生日に高校の同級生チェン・ウェンウェンに誘われ、文学部の食事会に参加する。
その時、突如発生した地震が信国を襲い、カッセル学院の専任担当が命を落とし、理事会の極秘文書が行方不明に。
現場近くにいるミンフェイとズーハンに、学院から書類奪還のSS級任務が下る。

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#04

王者のしもべ

ノノのプロファイリング能力を借り、ズーハンとミンフェイは書類が奪われた状況を再現し、犯人がハンターである可能性を突き止める。
しかし、ウェンウェンへの思いを知ったズーハンは、ミンフェイのためにディナーを手配した後、任務を一人で終わらせようと動き出す――。

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#05

炎の刀舞

書類奪還の作戦が決行され、ズーハンはハンターが潜むビルへと侵入し、一人で警備網を突破していく。
その時、謎のピエロが言霊〈王者のしもべ〉を唱え始め、警備員たちは狂気じみた攻撃で襲いかかり、戦況は一変。
タイムリミットが迫る中、ズーハンの体に異変が起こり、彼の前に再びデスサーヴィターの影が現れる――。

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#06

ニーベルンゲン計画

SS級任務を一人で完遂したズーハンは、母親に気づかれないように傷を手早く処置し、
顔を合わせないままミンフェイと学院へ向かう。
一方、カッセル学院では今年度の理事会が幕を開け、シーザー・ガットゥーゾが呼び出される
——彼に告げられたのは、次々と蘇る龍王に対抗するための「ニーベルンゲン計画」だった。

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#07

タンポポ

母親を貶めた一族への怒りを胸に、シーザーはガットゥーゾ家が理事会を通じて持ちかけたニーベルンゲン計画を拒絶し、叔父のフロストに激しく反発する。
一方、ミンフェイはズーハンと学院へ戻る途中、ウェンウェンからの着信を受ける。
電話越しに、ミンフェイが彼女への想いを告げようとしたその時、ルー・ミンゼイが現れる――。

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#08

火の用心、先輩にも用心

ミンフェイとズーハンの前に落ちてきた茶髪の少女は、学院のA級新入生で信国出身のシャー・ミーだった。
二人と同じく地下鉄のストライキで学院に向かえず、足止めを余儀なくされる。
宿泊先がなく公園でテントを張ろうとする彼女に、ズーハンは思わずホテルでの同宿を提案する――。

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#09

群龍の盛宴

学院からの任務を受け、ミンフェイは“ある品”を競り落とすため、アンジェと共にオークション会場へ向かう。
道中、二人は正体不明の勢力による襲撃を受け、アンジェの言霊〈零時間〉が破られるという異常事態に。
激闘の末、ミンフェイは単身で会場へ突入。
そこには暗下連盟、聖宮医学会、秘党など、さまざまな勢力に属する龍族たちが集結していた。