ENTRY

アニメ
企画制作

10年後、20年後にも 語り継がれるような作品を 作りたい」

S.F

/第1プロデュースグループ 企画制作2部

(2014年度新卒入社)

CREATE

いろいろな人と会社を結び付けて、 作品を成立させることが プロデューサーの役割

いろいろな人と会社を結び付けて、 作品を成立させることがプロデューサーの役割

僕が所属している企画制作2部は、名前の通り、作品の企画立案から制作に関わることが主な仕事です。これまでに『シャドーハウス』『マッシュル-MASHLE-』やWebtoon(スマートフォン対応の韓国発の縦読み漫画)原作の『帰還者の魔法は特別です』『俺だけレベルアップな件』といった作品で、プロデューサーとして制作を担当してきました。

企画の第一歩は漫画や小説、ゲーム、さまざまな作品や題材の中からアニメ化の可能性を見出すことです。

その一歩はオリジナルであればスポーツでも、アートワークでも、世の中にあるものなら、どんなものでも題材にできると思います。「これをアニメにしたらもっと面白くなる」「映像として動かしたら魅力的になる」と確信できるものを見つけることがスタート地点になります。

その一歩目が見つかったら、企画や作品に賛同してくれる会社、作品を制作してくれるクリエイター、社内の宣伝や配信やライセンス展開、海外展開などを担ってくれる人と連携して、結びつけていく。プロデューサーの仕事は企画を立てるだけでなく、世の中に送り出すために「企画を成立させる」ことも重要だと思っています。

『マッシュル-MASHLE-』は、読者として読んでいるときに腹を抱えて笑ってしまったことがアニメ化企画を考え始めたきっかけです。シンプルに心の底から笑える作品でしたし、少年マンガは僕自身が幼いころから親しんできたジャンルだったので、この作品をアニメ化してみたいと思いました。キャラクターも個性的だったし、先ほどお話したようにコメディも面白い。ビジュアルやセリフの力強さもアニメになったら映えるだろうなと感じていました。

『俺だけレベルアップな件』は、Webtoon作品をたくさん読んでいるときに出会った作品です。絵柄がカッコよく、ビジュアルが美しい。映像化のハードルはめちゃくちゃ高いだろうなと思いましたが、この絵柄を動かすことができたらとても魅力的な作品になるだろうなと思ったんです。これらのように、自分が企画を立てるきっかけはシンプルなことが多いです。自分が作品を読んで心から好きだと思うこと、自分の感性が最初の動機になっています。

第1話の完成を観られたときが、 次を作るモチベーションになる

第1話の完成を観られたときが、次を作るモチベーションになる

企画制作2部にはさまざまなタイプのプロデューサーが在籍していて、情熱を前面に出して突き進む人もいれば、淡々とに制作を進める人もいる。企画を立てるだけでは仕事が回らないので、それぞれの企画を円滑に進めるアシスタントも在籍しています。

他部署に比べると、女性が多く在籍しているのも所属部署の特徴と言えるかもしれません。企画を進める際に男女どちらをターゲットにするかを考えるタイミングもあるので、たとえばキービジュアルや版権イラストを制作するときや、キャラクターのセリフなどが女性の視点からどう見えるか?そういったところで女性の意見を伺うことができるのは強みだと思います。

作品ができあがるまでには、約2年から3年の時間がかかります。長い時間をかけて、ようやく最初の第1話が出来上がったときに、安心感とともに喜びがあって。そういうときが、僕にとってやりがいになるかなと思います。

個人的な目標としては、自分が満足のできる作品をなるべく1本でも多く作りたいなと思います。10年後、20年後にも語り継がれるような作品をいつか作りたいと思っています。小学生や中学生、高校生が見て、大人になっても語りたくなるような作品を生み出すことが大きな目標のひとつです。

僕は幼少のとき海外で暮らしていて、そこでカートゥーンと呼ばれるアニメーション作品を楽しんでいました。その後、日本に帰国して、日本のアニメを観て大きな衝撃を受けたんです。日本のアニメの表現力に感動して、アニメに興味を持つようになりました。

小さな発見から、

次の物語が動き出す。

自分のやりたいことを見つめ直して、 自分の原点を捉える

自分のやりたいことを見つめ直して、自分の原点を捉える

この仕事をするうえで大切なことは、自分のやりたいことを持つことだと思っています。「なぜこの企画をやりたいのか」「自分が何を好きなのか」「その作品の何に惹かれたのか」そういったところを自分の中で明確にしておくとモチベーションの根源になりますし、行き詰ったときにそういった軸は状況を打開するヒントになります。

アニプレックス全体としては、ある程度の欠点は許容してもらえる環境だと思っています。欠点よりも長所に目を向けてくれる社風があるんじゃないかと感じています。ありがたいことに、それぞれの長所や強みを生かせる会社なので、自分に自信をもって伸ばしていってほしいです。

就職活動では、自分の長所や短所について深く考えたり、質問されたりする機会が多いと思います。その中で、ぜひ自分の長所に目を向けてほしいです。そして、先ほども言ったように「自分が何を好きなのか、何に情熱を持てるのか」を大切にしてほしいと思います。

文・取材:志田英邦/撮影:干川 修

READ MORE

【エントリー期間】
2025年12月15日〜2026年1月14日

Aniplexの2027年度新卒採用は
ソニーミュージックグループでの
一括採用となります。

ENTRY