ECサイト・アニプレックス オンラインをより活性化 させていきたい」

アニプレックスが運営する販売サイト・アニプレックス オンラインの担当をしています。アニプレックス オンラインではアニメのグッズ、Blu-ray&DVD、フィギュアなど幅広い商材を取り扱っています。

社内にはMD企画部があり、自社アニメ・ゲームの商品を企画開発しています。そのMD企画部が作った商品を販売するときに、サイト（アニプレックス オンライン）内に商品ページを作ったり、SNSを使って告知をしたりすることが私たちの主な仕事になります。

どんな展開をするのが良いのか。どんな告知をするのが良いのか。商品によっていろいろな魅力や特徴があるので、そこは打ち合わせをしながら方針を固めていきます。また、受注を取ったあとの納品・出荷管理も私たちが担当しています。

「AnimeJapan」やアニメ作品のイベントなどを実施したあとには、イベント限定の商品の事後通販をアニプレックス オンラインで行っています。大きなイベントでは商品点数がすごく多いので、限られた時間の中で大量の商品を扱わなくてはいけないことが、いつも時間に追われてハラハラしますね。

お客様から直接ご注文をいただいて、お届けまでを担当する直販オンラインストアとして、ひとつでもミスがあってはいけない。全ての商品がうまくお届けできるとほっとしますね。

これまでに印象に残っている仕事でいうと、高単価の商品なのですが、セイコーさんと『Fate/Grand Order』がコラボレーションした「オリジナルサーヴァントウォッチ」という商品があって。その特設ページを作りつつ、SNSで連動して告知をしていくという展開をしたことです。

お値段も高いですが必ずお客様に喜んでいただけるであろう高品質の商品ということで、力を入れてプロモーションをしていったのですが、SNSのインプレッションやリポストなどの数値が増えていくことで手ごたえを感じました。

また、今年開催された「Fate/Grand Order Fes. 2025 〜10th Anniversary〜」では、描き下ろしの「『Fate/Grand Order』ギフトカード」をイベント会場で販売しました。当日は、私も会場の幕張メッセに行って、『FGO』プレイヤーのみなさんの反応を直に見ることができました。今回のギフトカードはアニプレックス オンラインが主体となって実施した企画だったのですが、みなさんが受け入れてくださってすごく嬉しかったです。

いまMD事業グループEC部は全部で11人、11人といっても商品ページを担当しているのは5〜6人、ほかの方々はカスタマーデスク（お客様のお問い合わせ対応）であったり、さまざまな業務を担当しています。

部署のカラーとしてはとても穏やかで、それぞれ粛々と作業を進めるタイプの人が多いと思います。ギスギスとした空気とは無縁なので、わからないときはまわりの人に気軽に聞いて、いろいろなアドバイスをもらって……みたいな協力しあえる環境だと思います。

アニプレックスでは、大きなイベントが放送クールごとに開催されていますし、ひとつのクールで新作タイトルが複数あります。コロナ禍以降、通販サイトを使用する機会が大幅に拡大したと思うので、もっと楽しみながら購入できるサイトにしていくということは、うちの部署としても今後の大きな課題だと考えているところです

個人的には、アニプレックス オンラインをもっと拡げてみたいと思っています。これまではグッズやフィギュア、Blu-rayなどリアルなものが多かったんですが、ゆくゆくはデジタルデータの販売はできないだろうかと考えていまして。

いまはV Tuberさんが人気ですから、たとえばボイスのデジタルコンテンツを扱ってみては？と。いま需要が確実に高まっている感じがあるので、そのニーズに応えられるような商品ができたらいいなと考えています。

EC部というと、パソコンを使ってシステムを操作して……みたいなイメージがすごく強いと思います。PCの知識やシステムに詳しくないと難しい仕事なのではと思われがちなんですが、私もこの仕事に関わるまではシステムまわりを触ったこともなかったので、ゼロからでもできる仕事でもあるのかなと。細かい作業が好きな人はかなり向いている仕事じゃないかと個人的には感じています。

アニプレックスはエンタテインメントの会社なので、きっとエンタメ好きの方がたくさん志望されているんだと思います。その中でやはり大事なことは、自分なりのエンタメ感を持つことと、人が面白いと思っているエンタメに敏感になることだと思います。

世の中にはいろいろな人がいて、それぞれが自分にとっての面白いと感じるものを持っている。アンテナを張って、その面白いものに敏感にキャッチしていくことが大事なんじゃないかなと思います。

私自身はあがり症なところがあって、就職活動のときにうまくしゃべることができず、面接が本当に苦手だったんです。アニプレックスの面接のときは、たまたまいっしょに受けた方がものすごく緊張されていて。その方のおかげで不思議と緊張することなくお話しすることができました。苦手意識に捕らわれず、就職活動を続けてみると良いかもしれません。