ENTRY

アニメ宣伝

作品を多くの人に 届けるために、 宣伝プロデューサーの 多彩な仕事」

K.A

/第1プロデュースグループ 宣伝部

(2020年度新卒入社)

PROMOTE

作品に合わせた様々な宣伝施策

2020年コロナ禍で入社し、新卒1年目から宣伝部に所属しております。最初の数年は宣伝アシスタントとして経験を積み、2023年ぐらいから宣伝プロデューサーとして、『マッシュル-MASHLE-』や『ぼっち・ざ・ろっく!』、『俺だけレベルアップな件』、『TO BE HERO X』などのタイトルに関わらせていただいています。

「宣伝」とは、担当作品、それぞれの作品に与えられた予算の中で、ひとりでも多くの方に作品の情報を届けるという仕事だと思っています。宣伝プロデューサーはその中で宣伝の方針や施策、予算の使い方を具体的に決めていく役割を担っており、制作のプロデューサーと連携しつつ、プロジェクト全体の進め方を定めていくポジションになります。

僕は『ぼっち・ざ・ろっく!』TVシリーズ1期は宣伝アシスタントとして関わらせていただき、2024年公開の劇場総集編で宣伝プロデューサーを担当させていただいたのですが、新宿歌舞伎町にあるTOHOシネマズ新宿のビルに「承認欲求モンスター(『ぼっち・ざ・ろっく!』の主人公・後藤ひとり)」の広告を掲出した施策は特に印象に残っています。

あの広告枠はゴジラの立像の真下ということで、歌舞伎町の中でもかなり目立つ場所なのですが、その下に「承認欲求モンスター」の描き下ろしイラストを掲示し、まるでゴジラと承認欲求モンスターが戦っている構図にすることで、すごくインパクトが出たなと。

この宣伝施策は『ぼっち・ざ・ろっく!』宣伝チーム内でブレストしていく中で出てきたアイデアで、こういった様々なアイディアをチームで一緒に考えつつ、実現させていくことが、宣伝の醍醐味のひとつだと思っています。

この施策は社内の映画営業部の皆さん、あるいはTOHOさんなど、たくさんの方と連携したことで実現したのでとても嬉しかったです。ファンだけでなく、観光客のみなさんも写真に撮ってSNSにアップしてくださったので、個人的にも手ごたえがあった施策のひとつです。

『ぼっち・ざ・ろっく!』は特殊な案件で、アニメの展開だけでなく、アーティストの『結束バンド(劇中の登場人物を演じるキャストを交えたバンド)』というもうひとつの軸があります。「JAPAN JAM」や「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」といったロックフェスに出たり、「venue101」という音楽番組に出演したりといったアーティストとしても活動をしていて、そのアーティスト・マネジメント的な役割を作品の制作・宣伝担当が試行錯誤しながら担っており、そのあたりは普通のアニメ宣伝ではできない経験をさせてもらっています。

『俺だけレベルアップな件』は2024年末に劇場上映された『俺だけレベルアップな件 -ReAwakening-』からSEASON 2 の宣伝担当をしていたのですが、SEASON 1が海外の人気が圧倒的に高く、一方で日本国内ではなかなか苦戦していた印象でした。

そのためSEASON2の宣伝は「海外の反響を国内に届ける」というコンセプトを意識してみました。洋画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』とのコラボレーションや、予告編を見た海外の方のリアクション映像、実写CM、洋画風ポスターなどがその例に当たります。

『マッシュル-MASHLE-』はキャストの人気が非常に高い作品だったので、キャストの稼働をいろいろな面からお願いしました。とくに第2期のオープニングテーマ『Bling-Bang-Bang-Born』をキャストに踊っていただいたダンス動画は大反響でした。

もちろん楽曲およびOPアニメーションが素晴らしいのは言うまでもないのですが、いわゆる大御所の声優さんも踊ってくださったことも話題につながった要因の一つかと思っています。これも第1期から制作・宣伝チームがキャストのみなさんや事務所としっかりと信頼関係を築けていたから実現したことなのだなと感じ、とてもありがたかったです。

安心と信頼のプロデューサーを 目指して

安心と信頼のプロデューサーを目指して

アニメの制作・宣伝部門は全体的に若い人が多い印象があります。世代が近いので職場内外でもコミュニケーションをとる機会は多いです。

プロジェクト自体は作品単位で動いているのですが、どのメンバーとも社内の席が近いので、隣で面白そうな施策をやっていたら、「これはどうやってやったの?」みたいな情報交換ができたり、知識やスキルを周りに共有したり、いろいろアドバイスをしあっています。

上長も、新しい企画にはおおらかで、自由にやらせてくれますし、そういう意味ではとても風通しの良い職場環境だと思います。

今後については、まずはもっと宣伝という仕事を突き詰めたいなと思っています。ここは自分に任せておけば安心だよね、と言われるような宣伝プロデューサーになっていきたいので、もっと力を付けて作品制作により深く関わっていきたいです。

発想と実行で、

日々の挑戦を形にする。

必要なものはアイデア力と実行力

宣伝に向いている人は……やはり体力がある人がいいと思いますね。僕は学生のころに駅伝をやっていて。就職活動中も朝5時に起きて、20キロ走ってから、面接に通うような日もありました。そのときの体力がいま活かされているかなと思います。とくに宣伝という仕事は稼働量が多くなりがちなのでフィジカル的な体力だけでなく、メンタル面での体力も大事になってきます。

そして、アイデア力と実現力も大事だと思います。先ほどお話した「TOHOシネマズ新宿のゴジラと承認欲求モンスターを並べる」という宣伝施策もアイデアがなければ始まりませんし、アイデアだけがあっても実現する交渉力や調整力がないと机上の空論で終わってしまう。

アイデアは面白いけれど、実行するためにはハードルが高いかも……となったときに「じゃあこうすれば実現できるんじゃないか?」と考えたり、「ここだけ妥協したら、ここはできるよね」となんとかカタチにしていく実現力があるといいなと。アイデアと実現力のバランスがいい人が向いているんじゃないかなと思います。

個人的に自分はアイデア力に自信がないのですが、チームにはアイディアを持った頼れるメンバーがたくさんいるので、そういう人たちと力を合わせて、これからもより大きく、面白いことを仕掛けていきたいです。

文・取材:志田英邦/撮影:干川 修

READ MORE

【エントリー期間】
2025年12月15日〜2026年1月14日

Aniplexの2027年度新卒採用は
ソニーミュージックグループでの
一括採用となります。

ENTRY